令和 4年 3月 定例会(第1回) 令和4年第1回
燕市議会定例会会議録(第2号) 令和4年3月3日(木曜日)午前9時30分
開議議事日程 第 1 一般質問 本日の会議に付した事件 日程第 1 一般質問 出席議員(19名) 1番 柴 山 唯 君 2番 岡 山 秀 義 君 3番 田 澤 信 行 君 4番 堀 勝 重 君 5番 柳 川 隆 君 6番 宮 路 敏 裕 君 7番 小 林 由 明 君 8番 樋 浦 恵 美 君 9番 中 山 眞 二 君 11番 タナカ・キ ン 君 12番 塙 豊 君 13番 丸 山 吉 朗 君 14番 長 井 由喜雄 君 15番 齋 藤 信 行 君 16番 渡 邉 広 宣 君 17番 大 岩 勉 君 18番 土 田 昇 君 19番 渡 邉 雄 三 君 20番 大 原 伊 一 君欠席議員(1名) 10番 山 﨑 雅 男 君説明のため出席した者の職氏名 市 長 鈴 木 力 君 副 市 長 南 波 瑞 夫 君 教 育 長 山 田 公 一 君 総務部長 田 辺 一 幸 君 (筆頭部長) 総 務 部 堀 越 巌 君 総 務 部 十 河 浩 君 政 策 監 政 策 監 (広報監) ( 危 機 管理監) 企画財政 春 木 直 幸 君 市民生活 前 山 正 則 君 部 長 部 長 健康福祉 髙 野 光 郎 君 健 康 本 間 修 君 部 長 福 祉 部 医療主幹 産業振興 遠 藤 一 真 君 都市整備 高 波 茂 君 部 長 部 長 教育次長 太 田 和 行 君 教育委員 鈴 木 華奈子 君 会 主 幹 総務課長 杉 本 俊 哉 君 防災課長 五十嵐 潤 一 君 兼選挙管 理委員会 事務局長 用地管財 遠 藤 孝 史 君 広報秘書 本 間 幸美子 君 課 長 兼 課 長 用地活用 推進室長 企画財政 榎 新 二 君 地域振興 本 間 聖 規 君 課 長 課 長 生活環境 清 水 強 君 健康づく 丸 山 美 子 君 課 長 り 課 長 商工振興 井ノ上 賢 治 君 観光振興 梨 本 信 宏 君 課 長 課 長 農政課長 平 松 丈 久 君 都市計画 髙 橋 英 明 君 課 長 (空き家 等対策推 進室長) 営繕建築 土 田 和 久 君
学校教育 岡 部 清 美 君 課 長 課 長
学校教育 五十嵐 真紀子 君
学校教育 今 井 泰 輔 君 課 統 括 課 主 任 指導主事 指導主事
学校教育 元 川 一 典 君
学校教育 小 池 純 一 君 課 主 任 課 主 任 指導主事 指導主事 社会教育 石 田 進 一 君 社 会 廣 田 友 幸 君 課 長 教 育 課 スポーツ
推進室長職務のため出席した者の職氏名 議会事務 丸 山 篤 君 議会事務 酒 井 緑 君 局 長 兼 局議事課 議事課長 課長補佐 議会事務 小 川 真 澄 君 議会事務 熊 谷 圭 祐 君 局議事課 局議事課 議会係長 主 任 午前 9時29分 開議
○
議長(大原伊一君) 全員ご起立願います。おはようございます。 初めに、山﨑雅男君より欠席の届出がありましたので、報告しておきます。 ただいまの出席議員は19名で、定足数に達しております。 直ちに本日の会議を開きます。 本日の会議は、
タブレットに配信しました議事日程どおり進めたいと思いますので、ご了承願います。
△日程第1 一般質問
○
議長(大原伊一君) それでは、日程第1 市政に対する一般質問を行います。 最初に、2番、岡山秀義君に発言を許します。
◆2番(岡山秀義君) おはようございます。私は、今回4つの大項目から質問をさせていただきます。質問に入る前に、私の質問に至る思いを先に述べさせていただきます。 大項目1、心を育てる教育について。大
河津分水通水100周年記念事業に当たる本年、大河津分水が完成するまで燕市を始め、
信濃川流域は大きな問題を抱えていました。大雨や長雨などで
信濃川本流や支流の堤防が度々決壊して、人々の生活が脅かされてきました。洪水を防ぐために立ち上がった燕市の宝である
長善館門下生、先人たちのご尽力のおかげで燕市は発展してまいりました。私財をなげうってまで、なぜ水害対策に取り組まれたのか。工事では多くの方の命も犠牲となりました。燕を守る、命を守る長善館の一番大切なその心を
子供たちにどのように伝え、育てていかなければいけないのかと感じました。人間形成やいじめ問題にも長善館の心は大きな影響を与えてくれると信じています。 大項目2に、
市営墓地についてです。近年の
少子高齢化や核家族化、何より親子、親戚関係の希薄化により、お墓の管理、承継等、今後どのように
市営墓地を管理していかなければならないのか、とても大切な問題と捉えています。 大項目3に、
市内体育館の
空調設備設置についてです。私たち、私が子供の頃は、自宅ましてや学校の教室に冷房が設置されるとは夢にも思っていませんでした。近年気候変動が著しく進み、夏場は毎日のように猛暑日と熱中症に悩まされ、闘い続けています。時代は大きく変化しました。おかげさまで
市内小中学校教室には冷房設備が整い、よい環境で
子供たちは学習できています。しかし、心技体を教育の柱とする燕市でありますが、体である体を育てる
一つ体育館には冷房設備がありません。簡単にクリアできる課題でないことは十分認識していますが、将来を見据えて考えていかなければいけないことだと思っております。 大項目4に、燕市
PR大使・燕市
PR隊鳥についてです。日本一輝いているまち燕市には、自慢できる
PR大使、そして
PR隊鳥がおられます。大
河津分水通水100周年記念事業に併せて是非出演していただき、もっともっとこの燕市のすばらしさをPRし、そしてまたコロナ禍での市民に元気、勇気、そして希望を届けていただきたいと感じています。この大項目4つについて、通告に従い一般質問をさせていただきます。 大項目1、心を育てる教育について。中項目(1)
長善館学習について。小
項目①、GIGAスクール構想により、燕市も
教育委員会が中心となり、迅速に
オンライン学習環境が整備されてきました。心を育てる長善館の教えを
オンライン学習で燕市の
子供たちに伝えるべきと考えますが、認識をお伺いいたします。 小
項目②、大河津分水通水100周年記念事業に当たる本年、大
河津分水建設に尽力した長善館の
門下生たちの学びを現地で学習し、先人の思いや心を学ぶべきと考えますが、認識をお伺いします。 小
項目③、物があふれ、生活は豊かになったが、人を思いやる心は貧しくなったと言われる今般、
子供たちの心を育てるためにも年間35時間ある道徳の授業に長善館の心である「自分のよいところを伸ばす」、「困っている人を救うために学ぶ」、「学んだら実行することが重要」という学是を取り入れるべきと考えますが、認識をお伺いします。 大項目2、
市営墓地について。中項目(1)墓地管理について。小
項目①、燕市墓地公園245区画、燕市
吉田墓地公園895区画、燕霊園878区画、合計2,018区画を運営管理しています。現在の利用状況についてお伺いします。 小
項目②、少子高齢化や核家族化、親族関係の希薄化などにより、墓地を管理できない現状が全国で起きています。
市営墓地において、
年間管理費や墓地管理、参拝や清掃の現状についてお伺いします。 小
項目③、市営墓地申請書には各園金額は違うものの
永代使用料があります。しかし、墓地撤去、墓守不在や
墓じまい等に関しては申請書には明記されていませんが、今後とても大きな問題になると考えています。市の見解をお伺いします。 小
項目④、墓地撤去、墓守不在、墓じまいや、墓は建立しないが、お骨を残したい市民のために、どなたでもご縁、納骨いただける合葬墓、合同墓、
永代供養墓、また近年自治体でも増え出した何回忌になったら合葬墓、合同墓、
永代供養墓に納骨する納骨堂などの必要性も考えていかなければいけないと思いますが、見解をお伺いします。 大項目3、体育館の
空調設備設置について。中項目(1)安全で安心できる避難所として、
子供たちの教育環境を整えるために。小
項目①、燕市の体育館にはどこにも冷房設備がありません。毎年のように起こる複数の台風、豪雨、地震など、近年自然災害が多発しています。緊急を要する災害時には、学校の体育館が避難所として開設され、避難してきた多くの人は不安と、夏場は特に異常な猛暑で眠れない夜を過ごさなければいけないと思います。また、毎日利用する小中学校の体育館においても、夏場猛暑により体育館での授業ができないときや、具合が悪くなる生徒もいると聞いています。
スポーツ施設である
総合体育館でも冷房設備がないため、夏の大会ができないのが現状であります。昔と違い扉を開けて換気すれば大丈夫という時代ではなくなりました。熱中症の対策として今後考えていかなければいけない大きな課題と認識していますが、見解をお伺いします。 大項目4、燕市
PR大使、燕市
PR隊鳥について。中項目(1)市民への
知名度向上と
イメージアップについて。小
項目①、「燕市では、市の知名度の向上と
イメージアップを図るとともに、燕市の魅力を全国に発信するため、燕市
PR大使を設置しています。燕市
PR大使には燕市ゆかりの方で文化、芸能、
スポーツ等の分野で活躍されている方々を任命し、日本一輝いている「燕市」を積極的に燕をPRしてまいります」と燕市ホームページに掲載されています。しかし、市内での活動が少ないためか、燕市民に認知度が低いと感じています。市民の方からもそのような声を聞いています。
PR大使、
PR隊鳥ともに自慢できるすばらしい方々を今後も全国や市外、市内の皆さんにもっともっと知ってもらうため、大
河津分水通水100周年事業に出演していただき、燕市のすごさをPRするとともに、コロナ禍で疲れた生活の中で市民が元気をいただけるよう計画すべきと考えますが、見解をお伺いします。 小項目②、他自治体では毎年
PR大使に予算をつけ、知名度の向上と
イメージアップに取り組み、効果を上げていると聞いています。燕市でも取り組んでみてはいかがかお伺いします。 以上、壇上からの質問を終わります。
◎市長(鈴木力君) おはようございます。それでは、岡山議員のご質問にお答えします。私からは、4番の(1)の
①、PR大使、
PR隊鳥の市民への知名度の向上とPRについてのご質問に答弁させていただきます。それ以外の項目につきましては、それぞれ担当部長から答弁させていただきます。 ご質問4、(1)①についてお答えいたします。平成25年度から燕市にゆかりのある著名人の方々を燕市
PR大使、
PR隊鳥として任命し、それぞれのお仕事や活動を通して燕市のPRに取り組んでいただいているところでございます。岡山議員からもご指摘ありました市民への周知という部分ですけど、以前は
ふるさとコンサートとかを開いていたりしていたんですけれど、その後大使の方々が結婚、出産されたり、そうこうしているとにコロナという形でなかなかイベントがやりにくくなったといった状況が発生しているということでございます。そういった意味で、今回通水100周年記念事業につきまして、
PR大使の皆さんからご協力をいただくことで燕市のさらなる
イメージアップを図っていきたいと考えておりますし、市民の皆様を始め、市外の方々たちからも
PR大使を知っていただける機会になればいいなというふうに考えています。今のところ具体的に考えているのがございまして、それは
フルート奏者の本宮宏美さんから地元を盛り上げたいというお気持ちから、通水100周年をテーマにした楽曲の制作を取り組んでいただいております。これが完成いたしましたら、いろんな形で有効活用して、この通水100周年事業のプロモーションを実施してまいりたいと考えております。 以上です。
◎
教育委員会主幹(
鈴木華奈子君) 私からは、大項目1、心を育てる教育についてお答えいたします。 初めに、1の(1)の①、心を育てる長善館の教えの
オンライン学習と
②、長善館の現地での学びについては関連がありますので、一括してお答えいたします。
GIGAスクール構想の推進により、児童生徒1人1台の
タブレットが整備され、コロナ禍の現在、各校においてICTを活用した授業や
オンライン学習が行われております。コロナ禍で直接現地に赴くことができない場合には、長善館と教室を結ぶ
オンラインでの学習は有効であると考えます。一方で、現地に出向き、直接館長の話を聞くなど、五感を用いて体験活動をすることは、
子供たちにとって魅力的で貴重な経験になると考えます。
市教育委員会といたしましては、長善館の教えや長善館の
門下生たちの思いや心を
子供たちに伝えていくに当たっては、状況に応じて
オンラインでの学習と直接体験のそれぞれのよさを使い分けていくことが重要であると認識しております。 次に、1の(1)の③、道徳の授業に長善館の心や学是を取り入れることについてお答えいたします。議員ご指摘のとおり、生活は豊かでも人を思いやる心は貧しくなったと言われている中で、長善館の心、自分のよいところを伸ばす、困っている人を救うために学ぶ、学んだら実行することが重要、それぞれを見つめ直すことはとても意味があると考えます。特別の教科道徳の
学習指導要領では、自分の特徴を知って長所を伸ばすこと、身近にいる人に温かい心で接し親切にすること、自分のやるべき勉強や仕事をしっかりと行うことなど、長善館の学是に重なる内容項目が盛り込まれており、各学校ではそれに基づき教科書を用いた指導が現在行われております。また、
学習指導要領には郷土の伝統と文化の尊重、郷土を愛する態度についての項目もあり、
小学校高学年で地域社会の一員としての自覚を持って郷土を愛し、社会に尽くした先人や高齢者に尊敬と感謝の念を深め、郷土の発展に努めることや、郷土の特色を生かし、児童生徒にとって身近に感じられ、親しみながら
道徳的価値について考えを深めさせられる地域教材を開発、活用することも記載されております。このようなことから
市教育委員会といたしましては、大河津分水100周年の記念事業の一つとして、令和4年度当初予算に盛り込ませていただいた
偉人漫画制作事業において、私
塾長善館創設者、鈴木文臺の功績を題材とした漫画を作成することとしておりますので、これを地域教材として道徳授業に活用することを検討してまいります。 以上です。
◎
市民生活部長(前山正則君) おはようございます。私からは、大項目2、
市営墓地についてお答えいたします。 初めに、ご質問の2、(1
)①、市営墓地の利用状況についてお答えいたします。市内には3か所の
市営墓地があり、小高の燕市墓地公園245区画、
吉田墓地公園895区画、燕霊園878区画、合計2,018区画を管理しております。現在その全ての区画について利用者が決まっている状況でございます。 次に、ご質問の2、(1
)②、市営墓地における
管理手数料と
維持管理費についてお答えいたします。
市営墓地の利用者からいただく
管理手数料につきましては、燕市墓地公園は1区画年額1,500円、
吉田墓地公園は1平米
当たり年額300円で、一般的な6平米の区画では年額1,800円、燕霊園は4平米の区画で年額2,000円となっており、本年度の
歳入予算総額で352万5,000円となっております。 次に、
市営墓地の管理につきましては、市が管理を行っており、園内のトイレの定期的な清掃を始め、除草剤の散布や樹木の冬囲いなどの業務を委託しており、今年度決算では244万円の費用がかかっております。議員ご指摘の承継の問題につきましては、現在2区画において
利用者死亡後の承継者が決まっておらず、親族や関係者などに誰が承継するのか問合せをしている状況であります。 次に、ご質問の2、(1
)③、墓地を撤去する場合の課題についてお答えいたします。先ほどお答えしましたように、近年
市営墓地の利用者が死亡されてもスムーズに承継されないケースが出てきております。
市営墓地の承継者が決まらない場合などで、親族や関係者から墓じまいをしたいと申出があった場合は墳墓を撤去していただき、更地の状態で市に返還していただいておりますが、全く身寄りのない利用者が死亡された場合は法的手段を取った上で、市のほうで墳墓を撤去し、墓じまいすることになります。議員ご指摘のとおり、今後このようなケースが増えてくることが考えられますので、
市営墓地の
利用許可申請における課題や墳墓撤去に係る対応などについて、今後検討していきたいと考えております。 最後に、ご質問の2、(1
)④、市営による
永代供養墓や納骨堂などの必要性についてお答えいたします。議員ご指摘のように、共同の供養墓や納骨堂の必要性が特に都市部を中心に課題になっていることは認識をしております。現在市内におきましては、寺院や民間の墓地において同様の施設を設置しているところがありますので、そちらのほうをご利用していただきたいと考えております。 以上でございます。
◎教育次長(太田和行君) おはようございます。私からは、大項目3の(1)の
①、体育館の
空調設備についてお答えいたします。 学校施設における
空調設備については、
子供たちが最も活動する場所である普通教室や窓を開けて授業できない音楽室等をこれまで整備してきました。また、来年度からは理科室、家庭科室、図工室等の特別教室へ
空調設備を整備するため、令和4年度当初予算に
設計業務委託料を計上させていただいております。そのため、まずは特別教室への
空調設備の整備を優先させていただき、その後に体育館への整備について検討したいと考えております。 なお、
熱中症対策としては、水分補給を小まめに行わせるとともに、熱中症計を設置し、熱中症の危険性が高いときは活動を中止するよう学校に指導しております。
社会体育施設の体育館への
空調設備の整備については、大きさや構造等から設置や維持管理には多額の費用が見込まれるため、現時点では難しいものと考えており、夏場の利用については冷房が設置されている会議室等を必要に応じて活用してもらうことで対応していきたいと考えております。
社会体育施設への
空調設備設置については、将来的に施設を改築する時期に有利な財源と併せて検討してまいりたいと考えております。 なお、学校の体育館や体育施設を避難所として使用する場合は、当面は応援協定を締結している業者の協力を得ながら、
大型扇風機や
スポットクーラーなどを設置するなどして対応していきたいと考えております。
◎
総務部政策監(広報監) 堀越厳 君) おはようございます。私からは、ご質問の4の(1)の②、燕市
PR大使、
PR隊鳥の予算についてお答えいたします。 先ほど市長が答弁いたしましたとおり、燕市では
PR大使、
PR隊鳥の皆さんから日頃の仕事や活動の中で市のPRに取り組んでいただいておりますが、その際に使用する名刺を作成し、お届けしております。今年は、大
河津分水通水100年の年であり、市といたしましてもそれを記念した各種事業を実施いたしますので、新年度に入りましたら、通水100周年バージョンの名刺を作成し、
PR大使にお届けしたいと考えております。
PR大使の皆さんと協力し、市内外へ燕市の魅力を発信できるよう柔軟に対応し、取り組んでまいりたいと思います。 以上です。
◆2番(岡山秀義君) ありがとうございました。それでは、随時また再質問のほうをさせていただきたいと思います。 まず、大項目1、教育についてでございますが、小
項目①、オンラインでの学習のところでございます。今長善館と学校のほうで
オンラインでつないで、今まで館長が電話でつなぎながら学校の
子供たちとやり取りをしてきたかと思っております。電話だとなかなか館長にいろいろ
子供たちが質問するわけですけど、やっぱり目で見えていないところがあったと思うんです。そういうところを今回Wi―Fiを今長善館のほうにつけていらっしゃるという話も聞いたんですが、今後こういう
タブレット等を館長に持っていただきながら、
子供たちと目で見ながら、そして話を聞きながらという学習を是非していただきたいと私は思っておるんですけど、その辺の認識についてお伺いいたします。
◎
教育委員会主幹(
鈴木華奈子君)
オンラインでの学習についてお答えさせていただきたいと思います。 今現在長善館では、回線の入替えをしておりまして、しばらくいたしましたら、太い回線でスムーズに学校とやり取りができるようになるものと考えています。議員がご指摘されましたような
オンライン学習がスムーズにできる環境が整いますので、今後はコロナ禍であろうとも、現地に行くことができなくても、きちんとその現場を見て、要は館長の話をしっかり聞くことができる豊かな学習が成立するものと考えています。 以上です。
◆2番(岡山秀義君) 是非そのように授業ができることを願っております。よろしくお願いいたします。 小項目②でございます。今回通水100周年ということで、100周年に当たっては長善館の門下生の方々がご尽力いただいて、私たち、この燕市の命を守ってきてくださいました。その
門下生たちの学んだ
長善館現地での学習というところは、私はとても大切なことだと思っております。
子供たちは、
毎日長善タイム等、長善館に触れていますが、実際に長善館に行ったことのない
子供たちがほとんであると思っております。長善館ってどういうところなんだろう、長善館で育った人たち、長善館の人はどういうふうな気持ちで勉強されたんだろうというのを、やっぱり現地の学習というのがとても大切だなと私は思っております。 本日
議長から許可を得まして、写真のほうを1枚お願いしたいと思います。今ほど写真を皆さんに送らせていただきましたが、こちらは毎年長善館の一番近くの小学校で行われている講義体験、
学習発表会の様子でございます。これは、保護者の方々の許可をいただきまして、是非知らせていただきたいということで、写真を出させていただきました。これは、3年生になると長善館のことを学び、そして長善館の今まで出て活躍されてこられた門下生の一人一人がその門下生となって皆さんの前で発表するというのが、この学習会であります。非常に
子供たち、実際に浴衣と、今は、最近なんですけど、はかまもありまして、当時の方々のように勉強することができるわけでございます。そしてまた、近隣の保育園では、この長善館で老人クラブと老人会と長善館かるた大会も行っております。実際に、この長善館に来ていただいて、かるたや交流学習会を行っております。是非全部の学校とはいかないかもしれないですが、学校にこういうこともあるのでどうでしょうかというふうにお誘いをして、現地での学びということも考えていただきたいと思いますが、どうお考えか、またお伺いします。
◎
教育委員会主幹(
鈴木華奈子君) 今ほどご紹介されました現地での学びの一例を参考にお話しさせていただきたいと思います。 この学校については、本当に
子供たちが喜んで、この体験を通して学びを深めていたという話は校長からも聞いているところでございます。こちらのほうにつきましては、地域の方たちから浴衣とはかまをご用意いただいて、ご寄附いただいたということで本当に感謝申し上げております。加えまして、このような環境の中、
子供たちとしては自分がその当時の、要は
門下生たちに成り切って体験ができるという体験は、非常に五感をまた生かして学びを深めることができる要素になってくるものと考えます。
子供たちの表情から見ても分かるとおり、大変喜んで学んでいる様子がうかがえます。
子供たちにとっては、興味、関心を高めることが学習の成立の上では非常に重要な要素になっています。その興味、関心を高めるという意味でも現地に行って、当時の様子をまねた、模した服装をし、学習を成立させるということについてご尽力いただいたことに誠に感謝申し上げます。加えて、このような状況になっているということにつきましても校長会を通じて各学校に周知いたしまして、今後のさらなる活用を目指していきたいと思っております。 以上です。
◆2番(岡山秀義君) 是非活用をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。 それでは、小項目③に移らせていただきます。35時間ある道徳の授業に、この長善館の心を是非私は学んでいただきたいとずっと思っておりました。長善館を開かれた鈴木文臺先生と良寛様は、非常に親子のようで兄弟のようなつながりがあったと聞いております。良寛様から文臺先生はこのような心を良寛様からいただきました。3つの心なんですが、困っている人を救う慈悲の心を持ちなさい、誰にでも親しく接する平等の心を持ちなさい、私利私欲を持たない公平無私な心を持ちなさいという3つの心を良寛さんからいただき、長善館を開かれました。今私たちこの世の中で、だんだんとこの心が貧しくなっているというか、人を思いやる気持ちがだんだんと薄れてきていると思っております。長善館という名にあるように、自分のよいところを伸ばす。そして、困っている人を救うために学ぶ、そしてそれを学んだら、学んだだけではなく、行動に移すことが重要であると長善館の学是であります。是非
子供たちに長善館の心を今後漫画だけではなく、冊子みたいな形でも、もし作っていただけたら長善館を学んで、それをまた家に持ち帰って、今度その資料を親御さんたちが見て、ああ、長善館ってこういう心で学んだんだねというようなことができると思いますが、是非そういうふうにお願いしたいと思いますが、見解のほうをまた聞かせてください。
◎
教育委員会主幹(
鈴木華奈子君) 長善館の学是について、
子供たちが学ぶ機会を設けることについてお答えさせていただきたいと思います。 長善館の学是につきましては、先ほど申し上げましたとおり、道徳の授業の中の内容項目と合致しているところが随分あります。その中で
子供たちが35時間の授業の中で、その内容項目に当たる部分についての教科指導という意味で、今現在学んでいるところです。現状といたしましては、道徳の授業という枠にこだわりますと、要は教科書を通しての学習という形になっておりますので、地域教材を開発した場合、その地域教材と教科書の教材を入れ替えて学習することが必要になってまいります。そのことも含めまして、今後漫画、これは非常に
子供たちにとっても有効な教材となることを私たち期待しているところでございますので、その漫画教材を道徳の教材ということで、教科書に代わる教材ということで使用していくことによりまして、確実に年間の中の1時間、長善館について触れることができるような、そういうつくりをつくっていけたらなということで、これから検討をしていきたいというふうに思っているところでございます。 以上です。
◆2番(岡山秀義君) 是非その漫画を利用していただきまして、
子供たちに豊かな心、優しい心をまた育んでいただけたらと思います。また、それだけでなく、親御さんにも是非その漫画を読んでいただけるようなまた工夫をお願いしたいと思います。 それでは、大項目2のほうに移らせていただきます。今ほど部長のほうより小項目①ですが、利用状況についてお聞きをしました。今いっぱいということでございますが、年間でもキャンセル等も出ていると思います。そしてまた、今予約状況というのがもし分かりましたら、お聞かせ願いたいと思います。どれぐらい予約されている人がおるのか。
◎
市民生活部長(前山正則君)
市営墓地の3か所でのキャンセル待ちの状況等についてということでお答えします。 今現在キャンセル待ち、3か所合わせると21人ほどおります。一方で、毎年墓地を返還する方もいらっしゃいまして、大体返還される方が毎年20件ほどというような状況でございます。それで、この数字だけ見ますと、大体同じぐらいの数字であるんですけれども、個別に見ますと、やはり吉田地区のほうでキャンセル待ちをされている方が今多いということで、今現在が12人ほどお待ちであるということで、こちらについては毎年5件ほどの返還があるということで、少しキャンセル待ちが多くなっているというような状況でございます。 以上です。
◆2番(岡山秀義君) キャンセルされる方については、きっとどこかの寺院に入ることになった、建てることになったとか、そういう理由だと思うんですが、こちらのほうは承知いたしました。 ②のほうに、管理に関してちょっと入らせていただきたいと思います。この
市営墓地についてですが、
年間管理費、そしてまた墓地の管理についてでございますが、部長にも前もってお話ししたんですが、私のほうで3か所回らせていただいて、また隅から隅までちょっと見させてもらったんですが、非常にお参りしやすいように通路も参道もアスファルトにしていただいたり、歩きやすい状況で造っていただいております。しかし、中にはコンクリート等が剥がれて、下に落ちてきて、参拝される方に当たるようなところもあると思うんです。そういうところを今度どのようにお考えかお聞かせ願いたいと思います。
◎
市民生活部長(前山正則君) 議員ご指摘のとおり、
市営墓地については整理をさせていただいているというような状況でありますが、やはり年数がかなりたっているところもありまして、一部これは小高の
市営墓地なんですけれども、あずまやの一部がちょっと破損しているというような状況もございます。
市営墓地については、定期的に点検をさせていただいておりまして、一応破損箇所等は把握しておりますので、早めに修繕のほうをしたいというふうに考えております。 以上です。
◆2番(岡山秀義君) 危険箇所は、よく注意して見ていただいて、また直すところは直していただきたいと思います。 あと、この
年間管理費ということで、先ほどいただいたんですが、1,500円、1,800円、約2,000円という程度で年間の管理費をいただいていると思います。この
年間管理費というのが、契約されている市民の皆さんがどのように捉えているかというところが非常に難しいところだと思うんです。これ寺院でもそうなんですが、
年間管理費を払っているから、お花上げてそのままにしておいていいんだよという方もおられると思うんです。私見たときに、もう何か月たったのかなというようなお花がいっぱいまだ置いてありました。それは、普通に考えればお参りに行ったときにお参りをして、終わったらまたその場で持って帰ってもいいですし、また後日取りに行くというのが普通のお参りの考え方だと思うんですが、そういうところが市民、契約されている方々がどのように捉えているかというところと、あと生活環境課の方々が年間お彼岸2回と、あとお盆のときに清掃に行かれているというふうにお聞きしたんですが、それだけでいいのかなというところもやっぱりありますし、とにかく墓地というところをきれいにしておいたほうが私はよろしいかと思っておりますが、その辺のところをどのようにお考えか聞かせていただきたいと思います。
◎
市民生活部長(前山正則君)
市営墓地のお供え物等の最終的な後片づけについてでございますが、基本的には墓地の利用者の皆さんから後始末をしてもらうようにはお願いはしております。お彼岸やお盆の前に
市営墓地の出入口付近等に貼り紙をして、周知をしているというような状況でございます。ただ、しかしどうしても遠方から来たりとかいうことで、後始末ができないような方もいらっしゃるかと思います。最終的には、市のほうで業者のほうにお願いしまして清掃をしているというような状況でございます。 それから、
市営墓地の管理、清潔にというお話でございますが、基本的には先ほど申しましたとおり、業者のほうにお願いして、清掃や除草などをお願いして、きれいに保つようにしているというような状況でございます。 以上です。
◆2番(岡山秀義君) もう一つだけお願いします。お参りはお彼岸、そしてまたお盆だけではなく、いつ来られるか分からないところでもありますんで、その前にだけ示してもあまりよくないのかなと思います。やっぱり看板等設置したほうが私はよいと思います。吉田の墓地には、昔は大きな看板があったと思うんですけど、僕が見に行ったときは管理室のほうに、もう壊れて、剥げて、管理室のほうに保管してあるようなところでありました。あの文章を読んだときに、非常によいことが書いてあったなと思います。また、そういうところも今後看板のことも検討していただきたい。そしてまた、先ほど言ったお花の持ち帰り等、あと墓地のほうでガラスなど危険なものを置いて、そのまま帰らないようなところもしっかりと明記して、お知らせしていただきたいと思いますが、どのようにお考えかお願いします。
◎
市民生活部長(前山正則君) 議員ご指摘のように、お参り、彼岸とお盆だけではございませんので、年間通じて利用者の方に分かるような形で周知をしていきたいというふうに考えております。 以上です。
◆2番(岡山秀義君) それでは、小項目③番と④番、一緒に入らせていただきたいと思います。 今回の質問の中で、一番僕は大切なところだと思っておりますが、墓地があっても後を継ぐ方が今なかなかいないという大きな問題があります。実際に今どこのお寺でも抱えている本当に大きな問題であります。それで、今回たまたま当初予算のほうで、ちょっと間違っていたらあれなんですけど、墓碑の撤去工事費というのが上がっていると思うんですけど、1基分ですけど、26万5,000円というのがあったかと思うんですけど、これはきっと
市営墓地に関してのところかなと僕はちょっと受け取ったんですが、そういう連絡が取れないところが今2区画あるというところだったと思うんですが、それに関しての撤去費に当たるのか、1つちょっと聞かせてもらいたいと思います。
◎
市民生活部長(前山正則君) 新年度予算に計上してあります工事請負費26万5,000円につきましては、議員ご指摘のとおり、先ほど継承がスムーズにいっていない方が2人おられると言ったうちの1人で、この方については平成30年度から
管理手数料も入ってこないというような状況でありまして、連絡が取れないということでありまして、今公的な手続を取っておりまして、新年度墓碑を撤去させていただく予定でおります。 以上です。
◆2番(岡山秀義君) 実際にやっぱりこのように出てくるわけです。今度もっともっと増えてくる可能性があるかと思います。それで、資料のほう1枚出していただいてよろしいでしょうか。こちら某寺院の無縁の墳墓等の改葬の広告であります。実際にお参りに長年来られないというときに、このように立札をして、1年間広告した後に撤去をするということが今すごく増えてきております。それは、やっぱりなぜかというと、そのお墓を守ってくださる承継する方がいられないという大きな問題に今当たっております。 もう一つ資料よろしいでしょうか。これも寺院のちょっと抜粋してきたところなんですが、お墓を今建てるに当たり、いろんな規定をつくっている。お寺によって全然違うんですけど、一番下のほうを見てもらいたいんですが、使用者というのは今建立された方なんですが、その後にそれを引き継ぐ者の名前も書いてもらわなければ今はなかなか連絡が取れないというようなことが起きております。しかし、ちょっと時間がなくて一つ一つ言えないんですが、市の申請書、墓地に関して5つあるんですが、そちらにはどこにも承継される方の記入欄がないというところが非常に問題かと思います。さすがに墓地建てるときに、これから建てようとしている人に撤去費も先にくださいなんていうのは言えないことであります。そういう中で、やっぱりいかに後を継いでいただく方というのが大事かというところが大切と思うんですが、その辺はどのように今後お考えか聞かせていただきたいと思います。
◎
市民生活部長(前山正則君) 継承者が不在になるというようなことを事前に防ぐために、申請の段階で承継者の記載をしていただいてはどうかというようなご提案かと思いますが、他市の状況について幾つか調べてみましたが、なかなかそのような事例というのがないというのが現実でございます。承継者がいない場合は許可しないのかというような課題等もあるかと思いますが、今後議員がご指摘のように承継の問題というのが大きな問題になってくるということが考えられますので、今後、今ご提示いただいた事例や民間等の霊園等の状況等も含めて、今後研究していきたいというふうに考えております。 以上です。
◆2番(岡山秀義君) 実際に26万5,000円という撤去費がもうかかっていることでございます。こちらのほうも承継について真剣に今後考えていっていただきたいと思います。 それでは、大項目3でありますが、先ほど次長のほうからお話を聞きました。取りあえず特別教室のほうということでお聞きをしました。なかなか大きな問題で、体育館につけるというのは本当に大きな問題だと私も認識しております。しかし、今後やっぱり
子供たちのこと、そしてまた避難所に行った市民のことを考えると必要になってくるかと思いますんで、今後また前向きに将来のことを考えながら、こちらのほうを検討をしていただき思います。よろしくお願いいたします。 それでは、最後に大項目4でございます。先ほど市長のほうからお言葉をいただきました。今回100周年に併せまして、私は本当にこの
PR大使の方々に、また燕をもっともっとPRをしていただきたいという気持ちがありました。なぜかというと、市長と、また
教育委員会の方々がフェニックス11Againのときに、中学生の部活動が大会がないというときに、フェニックス600のときに、いろいろと選手を呼んでくださり、本当に
子供たちはすごく希望と勇気をいただきました。そのときに私が
PR大使で声優さんの田中さんがいるという話も中学生にちょっとしていたんです。それで、社会教育課のほうにどうですかという話もさせてもらったんです。そしたら、やっぱり中学生は
PR大使の中で田中さんのことを一番よく知っているんです。なぜかというと、今リアルタイムにサザエさん、マスオさんとONE PIECEのドフラ何とかというキャラクター、中学生はそれをやっぱりすごい方が燕にいるんだというので、
オンラインでも僕らは聞きたいよという声があったんです。そういうところを是非
オンラインを生かして、今後100周年に併せて、そういう声優の声を聞いていただくとか、100周年に
PR大使に出演していただくというのを今後また考えていただきたいと思いますが、最後になりますが、市長からまた一言お願いしたいと思います。
◎市長(鈴木力君) 今、田中秀幸さんの名前が出ましたけれど、田中さんは年に一、二回は必ずふるさとというか、奥さんのふるさとに戻ってこられていますので、燕市の出身じゃないけれど、燕市をふるさとというふうに思っていただいて、我々のいろんな事業に協力してくださっています。本当にコロナがここ2年間続いて、なかなかそういったことができなかったんですけれど、我々今年やっぱり大河津分水100周年ということで、ちょっとコロナはあるけれど、まだ終息していないけれど、一つ社会経済とコロナを両立させる意味でも、この事業というのは感染対策をしっかりしながらやっていかなければならないというふうに思っています。今いろいろアイデアいただきましたので、田中さんだけではなく、ほかの方々も含めて
PR大使の方々が市民の方々とも触れ合え、さらには本来の趣旨である市外に燕市をPRしていただくという活動をある意味復活といいましょうか、コロナがあっても100周年というのを契機に、改めてこの事業というのを活性化させていくということを考えていきたいというふうに思います。ありがとうございました。
◆2番(岡山秀義君) 以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。
○
議長(大原伊一君) ここで説明員入替えのため、休憩します。 午前10時24分 休憩 午前10時44分 再開
○
議長(大原伊一君) 休憩を解き、会議を再開します。 次に、5番、柳川隆君に発言を許します。
◆5番(柳川隆君)
議長の許可を得ましたので、通告に従いまして一般質問を行わせていただきます。 大項目は3つであります。1、脱炭素社会の推進事業について。中項目(1)次世代エネルギー技術等活用可能性調査事業のこと。小項目①、この事業は、菅前総理が国会の本会議場で述べた2050年までに脱炭素社会を実現するという方針に基づいた事業である。本市には1,643万4,000円が国から配分される予定になっているが、どのような事業に使われるのか。また、その事業は基準によって事業採択されるのか。その事業は、本市単独で行うのか、近隣自治体と共同で行うのか伺う。 ②、市内の5か所調査をする地域が上がっているが、その理由について伺う。 ③、事業計画スケジュールによると、令和5年3月までに調査事業終了となっているが、その後の予定について伺う。 大項目2、新型コロナウイルスワクチン接種について。中項目(1)5歳から11歳の接種のこと。小項目①、報道によれば小学生全員に接種する場合の対象者は700万人から800万人に上るとあるが、燕市内の対象者は何人になるのか伺う。 ②、文部科学省は学校でのワクチンの集団接種には否定的な立場を取っている。昨年6月には主に中学校や高校を対象にいじめや差別が起こる懸念があるとし、集団接種を推奨するものではないとの方針を表明しており、同省幹部は「小学生では一層慎重にならざるを得ないと話す」と報道にあるが、燕の小学生を対象の接種はどのような方法で行うのか伺う。 ③、新型コロナウイルスのワクチン接種を国は予防接種法の臨時接種に位置づけており、予防接種法には対象者は接種を受けるよう努めなければならないとする規定があり、努力義務と呼ばれている。しかし、それを5歳から11歳の子供には適用外とすることを国は了承した。そうなると、接種を受ける子供は減るのではないかと思われるが、その点どのようにお考えなのか伺う。 大項目3、市長の政治姿勢について。中項目(1)「天上新風」新しい風のこと。小項目①、市長は一昨年の3月の定例会の施政方針演説の中で良寛和尚の天上大風を例に挙げておられる。この天上新風、新しい風とは、今回の私の一般質問のトップに取り上げた脱炭素社会のような時代の流れとしての事業、また令和4年度予算の中に見られる52件の新規事業などを包含した表現だと思われるが、どのような意味で使われているのかを伺う。 以上で、壇上からの質問を終わります。
◎市長(鈴木力君) 柳川議員のご質問にお答えします。私からは3番の(1)の①、天上新風についてのご質問に答弁させていただきます。それ以外の項目につきましては、それぞれ担当部長から答弁させていただきます。 ご質問3の(1)の①、令和2年度の施政方針で使用した天上新風という言葉の意味についてお答えします。そのときにも述べましたとおり、当時市外からの移住者、大学生、高校生が商店街と共同でイベントを開催するなどの若者の主体的な活動や市内企業における高度外国人材の活用に伴う地域で暮らす外国人の増加、東京2020オリンピック・パラリンピックでのオリジナルカトラリーの採用決定、テレビドラマでの
知名度向上など、燕には新しい風が吹き込んでいました。天上新風は、燕市に吹き始めているこの新たな流れを的確に捉え、体系的に事業を展開することで地域活性化の推進を図る旨を良寛和尚の天上大風になぞらえ使用した言葉でありました。令和4年度当初予算では、特にその言葉は使用していませんが、DXや脱炭素社会など、新たな情勢の変化をチャンスと捉えて施策を展開するという意味において、当時の考え方に通じるところがあると受け止めていただいてもよろしいかと思います。
◎
市民生活部長(前山正則君) 私からは、大項目1、脱炭素社会の推進事業についてお答えいたします。 初めに、ご質問の1、(1)①、次世代エネルギー技術等活用可能性調査事業の概要についてお答えいたします。新年度当初予算案に計上いたしました次世代エネルギー技術等活用可能性調査事業につきましては、経済産業省のエネルギー構造高度化・転換理解促進事業を活用したもので、燕市におきましては、再生可能エネルギー活用の可能性を調査するため、調査委託費の1,643万4,000円を計上し、国へ全額補助金申請を予定しております。国が示している補助金の審査基準は、事業の適合性、補助目的との適合性、企業の実施方法とスケジュールの妥当性、達成目標と実施手法の妥当性が審査され、採択が決定されます。なお、当該調査事業は燕市単独で行うものであります。 次に、ご質問の1、(1)②、調査地点として5か所を選定した理由についてお答えいたします。当該調査事業を国に応募する段階で、再生可能エネルギーの中で既に実績のある太陽光発電を除き、小風力発電が最も可能性があるという助言をいただきましたので、今回の調査事業では市内における小風力発電に関する可能性を調査したいと考えております。予定地域としては、吉田金属センター、吉田ふれあい広場、下水終末処理場、国上山麓、大河津分水さくら公園を選定いたしました。その理由としましては、比較的風が強いと思われること、近辺に製造業の工場や公共施設等があり、電力の地産地消が見込まれることなどであります。 最後に、ご質問の1、(1)③、調査事業の終了後の予定についてお答えいたします。市といたしましては、次世代エネルギー技術等活用可能性調査の結果において、実現可能性の高い技術や運用効果が高い設備が提示されると思いますので、発電施設の設置や再生可能エネルギーの用途など、燕市におけるエネルギーの地産地消について、具体的に検討していきたいと考えております。 以上でございます。
◎健康福祉部医療主幹(本間修君) 私からは、大項目2、新型コロナウイルスワクチン接種についてお答えいたします。 初めに、ご質問の2、(1)①、5歳から11歳の新型コロナウイルスワクチン接種の燕市の対象者数についてお答えいたします。令和4年2月15日現在、住民登録されている5歳から11歳の方は、年中児から小学5年生までで4,225人となっております。さらに、年少児のうち令和4年8月末までに5歳に到達する215人を加えますと、対象者数は合計4,440人となります。 次に、ご質問の2、(1)②、5歳から11歳の接種方法についてお答えいたします。燕市では、燕市医師会と協議をし、5歳以上11歳以下の方への新型コロナウイルスワクチン接種に向けた接種体制の準備をしてまいりました。接種を希望する方が安全に、そして安心して接種が受けられるよう市内小児科医での個別接種を基本としており、既に2月21日に接種券を発送し、2月28日から予約を開始し、3月7日以降に各医療機関で接種予定となっております。 最後に、③、国が努力義務の適用外を了承したことにより、接種する子供が減るのではないかということについてお答えいたします。議員ご指摘のとおり、5歳から11歳の子供については、2月10日開催の厚生科学審議会で努力義務の規定の適用が除外されました。市といたしましては、保護者や本人がワクチン接種についての有効性や安全性について考え、ご家族でよく話し合い、納得した上で接種が受けられるよう情報提供に努めてまいります。 以上でございます。
◆5番(柳川隆君) ありがとうございました。それでは、順次再質問をさせていただきます。 これは、国の事業であるということなんですけれども、全額国に請求するということになっておるということですけども、地産地消がメインであるということですけども、それはそれで結構ですけども、これは調査事業費ですよね。また採択になって、決定になって、また別の予算がつくと。事業を実際行うというときになれば、また別の千六百幾らの金とはまた別の金が国から出るという、そういうことでよろしいんでしょうか。伺います。
◎
市民生活部長(前山正則君) 今回の調査事業の結果によりけりというところになりますけれども、またそれでいい結果が出ましたら、またさらに国の有利な補助金等を活用しながら、次の事業を進めていきたいというふうに考えております。
◆5番(柳川隆君) 分かりました。これは、燕市単独の事業であるというお話でしたけども、全国自治体約1,800ぐらいありますけど、どれぐらいの数がやろうかというのをはっきりしている数分かりますか。ちょっと伺います。分からなきゃいいです。
◎
市民生活部長(前山正則君) ちょっと件数については把握はしておりませんが、予算的に申しますと、今申しました経産省のエネルギー構造高度化・転換理解促進補助金というのは、令和3年度においては78億円の予算がついているという状況でございます。
◆5番(柳川隆君) 分かりました。 ②のほうへ行きます。さっき5か所、場所を言われましたけど、概要に載っている5か所とちょっと違いますよね。同じですか。私違うと思ったんだけど。概要にも載っていますよね。120ページであります、5か所。それとちょっと違うと思ったんですけど、それはなぜですか。ちょっと伺います。
◎
市民生活部長(前山正則君) 概要を作る段階では、昨年の12月の段階で作成させていただきました。その後国に申請する段階で、いろいろ事前な審査等がございまして、その中でやはり具体的な部分というところで、先ほど答弁したとおりに変わったということでございます。 以上です。
◆5番(柳川隆君) 5か所なんですけども、面積は1か所、1か所、それぞれ違ったりしているのかということと、1問1答だから、これまず伺います。
◎
市民生活部長(前山正則君) 面積といいますと、その場所の面積ということですか、それとも調査する場所ということなのか、ちょっとあれなんですけれども、今回小風力、風についての調査をさせていただきますので、それがどのぐらいの風が吹くのかとか、年間どのぐらいの頻度で吹くのかと、風の方向はどういう方向なのかというような調査が主になってくると思います。面積については、特に調査とはあまり直接的には関係ないかと思います。 以上です。
◆5番(柳川隆君) 分かりました。面積は、あまりそう重要視されておられないということであります。この土地のある面積があるわけですけど、これを借りるということでいいんですか、今は、調査のときは。借りるんですか。借り賃を払うとか、その辺どうなんですか。ちょっと伺います。
◎
市民生活部長(前山正則君) 先ほど示した5か所の場所で、近隣も含めて建物を建てて設置してということではなくて、計測するというような形になりますので、その場所を借りてやるというような形になります。
◆5番(柳川隆君) ちょっと概要の120ページにエネルギーの種類によってというのを真ん中辺に書いてあるんですけど、あれって今部長のおっしゃったのとちょっと違うことじゃないですか。何種類もあるんじゃないようなことを書いてあるけど、部長は今小風力というような言い方をされていますよね。この違いはどういうことですか。
◎
市民生活部長(前山正則君) 先ほども申しましたとおり、この概要を作った段階というのが12月の段階で、その段階では例えば風力、水力、地熱、再生可能エネルギー幾つもあるんですが、その中でどれが一番いいのかというようなところから調査を始めたいというふうに考えておったんですが、その後補助金申請する段階で指導をいただきまして、やはり1つに絞ってやったほうが採択されやすいというようなことがありましたので、先ほど申したとおり、太陽光については既に実績がありますので、その次に効果があると思われる小風力について今回調査をさせていただくということでございます。 以上です。
◆5番(柳川隆君) 採用、不採用の基準みたいなのはご存じなんでしょうか、知らされているんでしょうか。それは分からない。どうですか。
◎
市民生活部長(前山正則君) 基準については、先ほど申したとおり、国が示しているのとの適合性等々を審査した上で採択が決定するということで聞いております。 以上です。
◆5番(柳川隆君) じゃ最後の3番目ですか、行きますけど、すみません、概要の120ページの真ん中ら辺に表になっていますよね、スケジュールが。その採用、不採用のもの二通り書いてあるわけです。採用になった場合、こういうスケジュールで行きますと。不採用になった場合、こういうスケジュールです。採用になったのはいいんですけど、不採用の場合の表現が、令和4年2月上旬に事業の公募に参加と、①。それ不採用になった場合も日付が違う、1年違うんだけど、表現は一緒ですよね、①と。それは、俺ちょっとそこがのみ込めていないんだけど、どういうことですか、これ。
◎
市民生活部長(前山正則君) 採択になりましたら、また次の事業に入っていくというようなことですが、もし不採択の場合なんですけれども、どの辺の部分が不採択になったか理由というところを分析しながら、次の申請に応募するということで、このような表現になっているということでございます。 以上です。
◆5番(柳川隆君) 分かりました。じゃ地産地消で、小風力、是非早めに実現されることを希望して、次の大項目に移ります。 新型コロナウイルスの接種のことですけども、700万から800万、全部で、全国だとそうなるんですけども、報道によれば。これ10歳未満の感染者は、全体の2割を占めているという報道でありましたよね。これ全国です。感染者の2割が10歳未満だと。燕の2回目まで接種している大人の接種率は、そちらから頂いた資料は大体90%、9割実施されていると。こういうのあるんですけども、さっき4,440人になるとおっしゃられましたけど、これ対象者の数ですよね。接種率の予測みたいなのは立てられておったら、お聞かせいただけますか。
◎健康福祉部医療主幹(本間修君) ご質問の接種率でございますが、非常に難しくて、いろいろ自治体等で個別に調査等をしている自治体もあるかと聞いておりますけども、恐らく国が今努力義務を外しております状況と、あと周りの感染状況にも多分よるんだろうなと思います。先ほど申し上げましたように、燕のほうは3月7日、実際には3月8日からの接種になりますが、今もう予約を取り始めて、かなりの数が埋まっているような状況でございますが、議員ご指摘の接種率がどのくらいかと言われると、半分ぐらいかもしれないし、それ以上かもしれない。9割というのは、多分どうかなという気もしますが、ただ皆さんがいろいろ内容をご理解されて、打とうという方によるんだろうと思いますので、ちょっと申し訳ございません。その辺が予測がちょっと若干しづらいというところでございます。
◆5番(柳川隆君) 分かりました。じゃこれは予測は難しいと。私も報道は毎日されていますから、見ていてそう思います。これ以上は別に伺いません。 さらにやっぱり報道で、ほんの二、三日前ですけど、県内ですよ。県内。ワクチンの5歳から11歳の
子供たちの個別接種か集団接種、国はここにも述べましたけど、あまり推奨できるものじゃないというふうに新聞には出ていますけど、県内の実例でスタートしたのを10市町村ぐらい出ているんです。約半分が集団接種ですよね。出ています。これ細かいから読みませんけど。燕は、今主幹さんおっしゃったように何とか医者、医院と連絡取ってやっているから、個別になりますよね、個別接種。燕の集団じゃなくて、国の方針に従ったのもあるんでしょうけど、集団じゃなくて、集団は県内今実施しているところ半分ぐらい集団でやっているのに、個別というのはどういう理由があるんでしょうか。伺います。
◎健康福祉部医療主幹(本間修君) 接種の形態につきましては、正直申しまして、年が明ける前から、もう12月ぐらいから医師会の先生方のほうと、特に小児科の先生方のほうと議論をしておりまして、国のほうの情報が適宜流れてくる中で、それを踏まえて、やはりなかなかちょっと若年層に入りますので、接種自体に不安を抱えておられる親御さんが多いだろうということで、それとあと先生方のほうから意見が出たのが、なかなかじっとして接種をしていただけないお子様も多々いらっしゃるんだろうということで、やはりかかりつけであったり、そこで大体様子を知っている先生方、またその小児に対して慣れていらっしゃる先生方のほうがやはり接種をしたほうがいいのではないかということで、確かに集団だと数ははけるかもしれませんが、一応その辺の議論を交わした中で、燕市としては個別接種を基本に接種をしましょうということになりました。 以上でございます。
◆5番(柳川隆君) ありがとうございます。今ご答弁いただいた中で、単語を1つ取り上げて悪いんだけど、不安という、保護者が不安を持っていられるという表現されましたよね。その不安というのは、接種の内容そのものか、接種をする、しないでの、中学、高校でもいじめとか何かで問題になっていると、その両方あるんですけども、どういう不安。不安のその中身、種類というと変だけど、どういう不安なんでしょうか。伺います。
◎健康福祉部医療主幹(本間修君) 今議員さんが全ておっしゃっていただいた全てのことだと思います。特に健康の不安であったり、そういうのもあるでしょうし、打った、打たないの不安もあるでしょうし、いろんな面があるかと考えております。
◆5番(柳川隆君) 分かりました。国が心配しているような、小学生はなお中学、高校よりそういう問題に対して懸念が持たれるというのはどういうふうに思っているか、もう一回伺います。さっきいじめに対する発生したと、行かなかった、接種受けなかったんで、何でおまえ行かないんだみたいな集団の同調圧力というんですか、新聞にはそういう表現ですけども、そういうのがあったのは、耳にしたらというのは、どういうふうに考えているんですか、そういうあった場合。耳にされたと、同調圧力が。行かなかったと。燕の場合個別接種ですよね。
◎
教育委員会主幹(
鈴木華奈子君) 接種に関わるいじめについてお答えさせていただきたいと思います。 先ほど医療主幹のほうから話がありましたとおり、集団接種ではなく、今回個別接種が行われるということでございます。個別接種につきましては、それぞれの保護者が都合のいい期日を選びまして予約をすることになります。学校のほうとしましては、欠席について取り扱う場合についても、どの子がどういう理由で休んでいるかということについて、特に
子供たちに公表することはございませんし、それぞれが別々の日に接種することになりますので、欠席をしているからといって、今この子が接種をした、接種をしていないということについて分かるというような状況は全くございません。よって、そういう意味でいきますと、先ほど議員がご心配されていましたような同調圧力等による、つまり私たちがみんな接種受けたのよ、この子だけ受けていないわということが明らかになるような状況は生まれにくい状況になっておりますので、そういう意味でのいじめというのは生じにくい状況にあるというふうに考えています。 また、学校にとってはワクチンの接種を受けるということについては、本人の希望、そしてもしくは保護者の希望によって行われるものであり、中にはいろんな理由で受けられないお子さんもいるんだということについても学校のほうからは
子供たちに、そして保護者に対して周知をしているところでございます。そこを踏まえまして、そういう受けた、受けないということに関する誹謗中傷などが起こらないようにということで、丁寧に指導をしているところでございます。 以上です。
○
議長(大原伊一君) 柳川君、少し申し上げますが、超えていますので、通告外に近づいていますので、いじめの問題は触れていませんので、その辺ご理解をしていただいて、これ以上、あまり突っ込まないようにお願いします。
◆5番(柳川隆君) もう一つだけいいですか。1つだけ。いじめって今あまり聞くなということですけども、やっぱり表現しないんです。私吉田小学校の放課後の学習のボランティアに参加していて、小学校の校長先生、皆さんご存じだと思うけど、前そこの主幹にいられた方ですけど、吉田小学校の校長先生、よくしゃべるんです。いじめの件数は、ものすごく増えていると。なぜかというと、ちょっとした間違ってというか、被害じゃないけども、手が当たったとか、それを受けた側が、もうそれはいじめだと判断したら、もう申告してもいいという話なんです。だから、件数が増えたと。それは、だから非常に分かるんですけども、普通だとあるところに行くと、話ししていないんじゃないでしょうか、と思います。そこが問題なんです。11月9日の件もそうです。話をしない。ある線を越えると、そういうことを話ししないんで、それが問題なんで、それをどうするかというのは、分かりました。お宅らも一生懸命考えていらっしゃるんだから、それはそれで話をしないというのが問題なんだということだけ申し上げて、次に行きます。 ③番です。先ほどやっぱり主幹さん答えられたんですけども、子供さんと親御さんとよく話し合って納得の上で受ける、受けないを最後に決めるんだと、そういうお話でしたけども、そのとおりだと思います。ただ、予測も5割になるのか、9割になるのか、ちょっと今のところはっきり申し上げられないと、それも分かる。接種は、強制じゃないからいいんですけども、どういう目的のようなものおありですか。この接種に関して、5歳から11歳の。できるだけ多くの子供に受けてもらって、また言うと悪いかな。問題が起きないようになればいいのかと、そういう何か目標みたいなのがおありでしたら、ちょっと伺いたいんですけど。
◎健康福祉部医療主幹(本間修君) ちょっとご質問の内容と答えが違うかもしれませんけども、ワクチン接種ですので、重症化にならないように、かからないようにとか、いろいろあろうかと思いますし、あとお年寄り等、リスクの高い方にうつさないようにとか、ただこの辺についてもいろいろとエビデンスとか積み重なっていって、いろいろちょっと解釈が違ってきて、多少解釈が違ってきているかもしれませんけども、一応そういうところだと思います。ちょっとご質問の内容と合っているかどうか分かりませんが。
◆5番(柳川隆君) 分かりました。いじめという言葉がすぐ出そうになるので、この質問もこれで終わりますんで。 じゃ3番目の市長からお答えいただいた新しい風について伺います。新しい風とは、私ははっきり申し上げて新しい風は、ちょっとよく分からなかったから質問しようかなということで、先ほど市長からは幾つか事業を挙げられて、それを総合的に捉えたら、例えばそれを捉えて一言で言うなら、それを新しい風と言うんだと、そういう解釈でよろしいんでしょうか。
◎市長(鈴木力君) そういう解釈でいいですけど、令和2年の話です。今年は言っていません。
◆5番(柳川隆君) 今年は確かに52ですか、新しい事業をやられると。この小項目で私述べましたけど、国の方針の新しい脱炭素社会に向けたエネルギー可能性の調査もやると。そういうのが全部ひっくるめて、いわゆる新しい風と言われているんだろうと思いますけども、どうでしょう、私それだと、私個人はそれだと分かったということにはちょっと私の場合はならないんですけども、それだから質問しようと思ったんです、この一般質問で。いろんな事業を足していって、これ総じて一言で言うなら、だから新しい風だと、そういうことではないようなと思うんですけども。市長はどうですか、もう一回伺いますけど。
◎市長(鈴木力君) 今年の事業については、その五十幾つかをまとめて新しい風というのは私言っていませんから。言っていません。令和2年のときに言った理由は、先ほど言ったように若者たちがいろんな形で取組を始めているとか、外国人たちが来ているとか、テレビドラマで燕が取り上げられたということで、燕に新しい風が吹き始めているという意味で、それをしっかり捉えて、さらにやっていこうというふうに申し上げたというのは令和2年です。令和4年は言っていません。ただ、そういうふうに思っていただいても構いませんよということを先ほど答弁させていただきましたけれど、厳密に言えばDXであるとか脱炭素とかというのは、日本全体あるいは世界全体に流れている潮流ですので、それを燕だけに吹いてきているということではなく、むしろそれはそういった流れにしっかり対応していきましょうというふうに私は思っていますので、今年もそういった流れの中でいろんな社会環境の変化の中に対応するDXとか脱炭素をやっていきたいということを施政方針では申し上げたつもりでございますので、よろしくお願いします。
◆5番(柳川隆君) これで最後にしますんで。新しい風という表現は、昨日のNHKの夜の7時のニュースになる画面のほんの直前です。10秒か20秒前、新しい風によってという表現を前からNHKも7時のニュースを見られた方いらっしゃると思うんです。ニュースが始まる直前の画面で新しい風という表現をNHKがずっと使っています。昨日もありました。あしたは、これ俺が聞く表現だなと思って見ていたんですけども。もう一つは、いろんなところで使われていまして、新しい風という表現は。あまり具体的に言うとまずいから言いませんけど、国政選挙の候補予定者のポスターの表現も「新しい風によって、新しい新潟を」かな、そういう表現もあちこちで今目にします。だから、新しい風というのは、いろんな場合によって使われているんで、燕市が、市長が行政のある場面を捉えて使われるのも大変それ別に何の問題もないんですけども、ただ私の場合はそれを聞いてもちょっとよく意味が分からなかったから聞いてみようと、前から言いましたけど。風というのが分からないんです。新しいのは逆に言えば古いんですよね。風というのの反対は何だかいうと、ないんです。だから、そういう意味もあってちょっと分かりにくいんで聞いてみたんですけど、風って何かと。私の近所に陶芸で有名な女性がいるんですけど、よくいろんな賞を取っています。窯も持っています。電気の窯です。あの人が陶芸ですから形になるんですけど、テーマ、あるとき風なんです。自分の陶芸の作品のテーマは風と。そういう風の、その方とだからこれどういうことなんだとよく議論したこともあります。そういう風もあります。だから、風についての見解はいっぱいありまして、市長のも一つでしょうし、私が今3つほど挙げましたけども、それもみんなそうですけど、それでさらに何だということになると、私自身が腑に落ちるものがあまりちょっと分からなかったなというので、これ以上どうしようもないんでやめます。 以上、終わりです。
○
議長(大原伊一君) ここで説明員入替えのため、休憩をします。 午前11時24分 休憩 午後 1時14分 再開
○
議長(大原伊一君) 休憩を解き、会議を再開します。 先ほど柳川議員の発言の中に不適切な言辞がある可能性がありますので、後刻記録を確認の上、該当する言辞があれば、適当な措置を取らせていただきたいと思いますので、よろしくお願いをします。 次に、15番、齋藤信行君に発言を許します。
◆15番(齋藤信行君)
議長の許しを得ましたので、お昼のトップバッターとして一般質問を開始いたしたいと思います。 まず1番目、小中学校の教育課題。(1)教員不足と教育の質の向上について。①、1月末に報道各社が本年度の始業日時点に、全国の公立小中学校で2,086人の教員不足が生じていると報じた。昨年度燕市の教員配置の現状について、一般質問で問うた際には欠員はないとの答弁であったが、今年度の始業日時点における燕市内の教員の配置についてはどうだったか、改めて伺います。 ②、教員不足は教員採用倍率の低下に示されるように、教職への人気が落ちていることが原因と考える。教員不足という課題に対し、
市教育委員会として何ができるのか伺います。 ③、これからの時代を生きる
子供たちには、与えられた情報をうのみにすることなく、自分で問い、調べ、考える批判的思考力を育成することが求められると考える。そのためには、教員自身が幅広い見方を身につけ、教科書の内容をただ教え込む指導からの脱却を図る必要がある。教員不足は、教員の質の低下を招くと言われている中、大量退職、大量採用に伴う若手教員の割合が増加する現状がある。教員不足と若手教員の増加という現状を踏まえ、燕市の教育の課題をどう捉え、課題解決にどう取り組んでいくのか。また、令和4年2月6日の新潟日報の社説にも文科省は教員免許更新制について今年7月に廃止する方針だ。外部人材の活用やタイムカード導入による労働時間管理など改善を模索するが、それで十分とは言えないだろう。国は、人員不足への対応を
教育委員会や学校に丸投げせず、実情を把握した上で業務量の負担減や教員増など、根本的な対策に取り組んでもらいたい。教育現場を魅力ある職場にし、良質な人材を集めることは、
子供たちの学びの場を充実させる上でも重要だ。教員が多忙化の中でがんじがらめになっているようでは学びがやせ細るだけだろう。
子供たちのためにも教員の働き方改革を着実に進めなければならないとありましたが、課題解決にどう取り組んでいくのか教育長の所見を伺います。 (2)燕市の支援事業について(県外研修も含めて)。県外研修には、ときめきスクールもあるそうです。そこの部分も聞きたいと思います。①、燕市では新潟大学教育学部とのパートナーシップ事業を始め、各種研修事業を予算計上して取り組んでいますが、新型コロナ感染症の中で現状はどうだったのか伺います。 2番目、道の駅国上のリニューアルについて。(1)オートキャンプ場について。①、道の駅国上のリニューアルの中では、オートキャンプ場もあるということですが、どの程度のキャンプ場になるのか伺います。 3番目、都市計画の中における農業振興地域内農用地区域について。(1)都市計画の中における農地について。①、事業を行うには農地の転用が重要です。工業団地各種施設の建設には農地の転用があると思いますが、市の現状について伺います。 ②、農業振興地域内農用地区域の課題について伺います。 4番目、大河津分水路改修事業について。(1)大河津分水路改修事業における残土利用について。①、令和4年1月26日、大河津分水大改造促進特別委員会で、河川事務所の説明の中で、低水路掘削の200万立米の土砂が新たに増加され、トータルで1,200万立米であるとの説明がありました。残土の利用に関しては、現在200万立米程度であり、今後市で活用するというのであれば大いにお願いしたいとのことでしたが、市では今後残土利用に対しては、どのように計画するのか。また、計画はあるのか伺います。 (2)大河津分水路改修事業におけるインフラツーリズムは。①、大河津分水路改修事業におけるインフラツーリズムの現状について伺います。 ②、残された旧可動堰についての今後についても伺います。 あとは、再質問でお願いいたしたいと思います。
◎市長(鈴木力君) 齋藤議員のご質問にお答えします。私からは4番の(2)の①、大河津分水路改修事業におけるインフラツーリズムについてのご質問に答弁させていただきます。そして、教育長のほうから1番の(1)の③、本市の教育の課題についてのご質問に答弁させていただきます。それ以外の項目につきましては、それぞれ担当部長のほうから答弁させていただきます。 ご質問4、(2)①、大河津分水路改修事業におけるインフラツーリズムの現状についてお答えいたします。インフラツーリズムにつきましては、これまで燕市と弥彦村で構成する燕・弥彦広域観光連携会議の観光タクシー事業のメニューに信濃川大河津資料館や、にとこみえ~る館改修工事の現場を見ていただけるコースを設けるなどの取組を行ってきています。また、昨年11月には食を通じて地域の歴史や文化を体験できるイベントNIIGATAプレミアムダイニングin燕を大河津資料館を会場に開催いたしました。参加いただいた皆様からは、大河津分水の改修工事現場を始め、大河津資料館や周辺施設をご案内し、大河津分水が私たちの日常生活や農業、工業などにもたらしてきた歴史をたどっていただきました。令和4年度は、いよいよ通水100周年を迎えることから、大河津分水路と周辺観光スポットを巡るツアーに対し補助を行うなど、観光誘客の促進と大河津分水のさらなる
知名度向上を図ってまいりたいと考えています。
◎教育長(山田公一君) 私からは、1の(1)の③、本市の教育の課題についてお答えいたします。 急激に変化する時代の中で、
学校教育には
子供たちが持続可能な社会のつくり手となるよう、その資質、能力を育成することが求められており、議員ご指摘のとおり、教え込む指導からの脱却を図る必要があり、教員の指導力向上は継続した課題でございます。本市におきましても、若手教員は増えておりますが、市内小中学校の全教職員が今年度よりスタートした読解力育成という共通の目的に向かって事業改善に取り組むことは、若手教員だけでなく、全ての教員の指導力を向上させることができるものと考えております。また、教員の指導力の向上には、学校における働き方改革の推進が欠かせません。働き方改革を推進することにより、教員の最も重要な業務である授業の準備や
子供たちと向き合う時間が確保され、教員はより質の高い教育活動を行うことができるようになります。働き方改革は、教育の質をより一層向上させるものであると捉えております。私といたしましては、教員が限られた時間の中で最大限の効果を上げられるよう働き方改革を進める必要があると認識しております。教員が疲労や心理的負担を過度に蓄積せず、ゆとりを持って
子供たちの教育に集中できるよう業務負担の軽減や長時間労働の解消等を図るべく、今後も働き方改革を推進し、本市が目指す人間性豊かで生きる力がみなぎる子供の育成を図ってまいります。 以上でございます。
◎
教育委員会主幹(
鈴木華奈子君) 私からは、大項目1の(1)の①と②、そして(2)についてお答えいたします。 初めに、1の(1)の①、今年度の始業日時点での教員の配置についてお答えいたします。燕市立小中学校においては、今年度の始業日時点に教員定数の欠員はございません。 次に、1の(1)の②、教員不足の課題についてお答えいたします。議員ご指摘のとおり、教員不足は教職への人気が落ち込んでいることが原因の一つであります。教職を志す者を増やすためには、教員が児童生徒の憧れの存在となること、つまり教員がやりがいを感じながら、生き生きと指導している姿を児童生徒に示すことにより、教員が魅力ある仕事であることを再認識させることができると考えております。
市教育委員会といたしましては、学校訪問等において教員の頑張りを認め、褒めることにより、教員が自信を持って教壇に立ち、教員自身が誇りを持って働くことができるよう支援してまいります。 次に、1の(2)の①、新型コロナ感染症の中での燕市の各種研修事業の現状についてお答えいたします。本年度当初より、新型コロナウイルスによる各種研修事業の実施への影響が予想されたため、現地での開催が難しいときには
オンラインを活用して研修を実施できるように進めてまいりました。新潟大学教育学部とのパートナーシップ事業では、大学と授業を行う教室、研修会参加者の各学校、これを
オンラインでつなぎ、授業の公開と意見交換を行いました。東京などより、全国的に有名な講師を招いて行う読解力育成プロジェクト講演会や教科指導プロフェッショナル研修では、
オンラインで実施し、貴重な指導をいただく機会を確保しました。燕の
学校教育研修成果等発表報告会では、インターネットを用いたライブ配信とし、発表担当者は自校より発表を行う形で実施いたしました。また、報告会を録画した映像をインターネット上で限定配信し、保護者に案内して視聴いただきました。 一方、県外視察研修のときめきスクール推進事業においては、視察する教員を選定し、視察先の調整まで進めましたが、夏場の新型コロナウイルス感染拡大を受け、残念ながら中止といたしました。本年度
学校教育課が主催した研修は92回ありましたが、そのうち28回で
オンラインやオンデマンド、ハイブリッドの研修を行うなど、コロナ禍の中でも研修の機会を確保できるように努めてまいりました。 以上です。
◎都市整備部長(高波茂君) 私からは、大項目2と3、4の(1)についてお答えいたします。 最初に、ご質問の2の(1)の①、道の駅国上リニューアルのうちオートキャンプ場の規模についてお答えをいたします。オートキャンプ場につきましては、まだ具体的な設計に入っていないこともあり、あくまで新規指定管理者からの提案書に基づく想定でのご回答とさせていただきます。オートキャンプ場の位置につきましては、国上健康の森公園内に整備するとして提案をいただいており、一般公園利用者に配慮したエリア設定とするよう新規指定管理者へ要望をしているところでございます。また、規模につきましては10サイト程度の規模になるのではないかと想定をしているところでございます。 次に、ご質問の3の(1)の①、農地転用の現状と②、農用地区域の課題については関連がありますので、一括でお答えをいたします。農業振興地域は、農業上の土地利用が図られるべき地域であることから、特に農用地区域内においては、工業団地の造成や各種施設などは建築できないということになっており、それらは原則として市街地の類型に応じて建築用途が指定されました都市計画区域内の用途地域において建築が可能ということになっております。この用途地域の指定には、商工業の利便増進等を図るため、農業上の土地利用が図られるべき地域内に用途地域を指定する必要が生じた場合には、農業地域、農業振興地域が指定されている場合であっても、農業上の土地利用との必要な調整が図られるものに限り、農業振興地域の変更と併せて用途地域の指定を行うことが可能とされており、当該用途地域の指定には当該用途に供する見込みがあることも条件とされております。このことから、当該農用地区域が今後相当長期、10年以上にわたりまして農業上の利用を確保すべき優良農地として保存していくべきか、あるいは商工業等の利便増進のための必要性や当該用途に供される見込みが高い地域として転用を図っていくかなどを見定めた上で、都市計画部門や商工、農政部門とが様々な調整を図り、用途地域の指定などを検討していく必要がございます。 最後に、ご質問の4の(1)の①、大河津分水路改修事業における残土利用で、今後の市の計画の有無についてお答えいたします。掘削残土の利用につきましては、現時点で市の具体の計画はございませんが、燕市の将来を見据えた中で、都市の骨格となる道路など、市の発展に資するインフラ整備を計画した際には、積極的に掘削残土を活用していきたいと考えております。また、国の事業であります国道116号吉田バイパスの整備におきましては、掘削残土を利用して早期の供用開始を図ってほしいと国のほうへは要望を行っているところでございます。 以上でございます。
◎産業振興部長(遠藤一真君) 私からは、4番の(2)の②、残された旧可動堰の今後についてお答えいたします。 現在旧可動堰は安全対策上、通常は立入禁止となっておりますが、あらかじめ信濃川河川事務所から許可を得た場合に限り、大河津資料館の運営スタッフによるガイドつきで見学が行われております。昨年は、現在の可動堰の通水10周年と旧可動堰の通水90周年を記念し、11月13日から現在の可動堰が通水を開始した11月23日まで新旧2つの可動堰のライトアップが行われるとともに、期間中2回ナビゲーターの案内で2つの可動堰を巡るナイトツアーも開催されました。来年度は、大
河津分水通水100周年を迎えることから、これまで以上に旧可動堰を含めた大河津分水路周辺施設が新たな観光資源として有効活用できるよう国を始め、関係機関と連携して取り組んでまいりたいと思います。 以上です。
◆15番(齋藤信行君) じゃまた1つずつ行きたいと思います。まず、教員不足と教育の質の向上のまず①についての、これは欠員はなかったと、そういうことで、これはよろしいと思います。 あと、この②の中では、教員のやりがいとか、そういった部分もあるんで、結局はもしあれなんであれば、今例えば燕に勤めている教員の方々にそういった何か問題点とか、アンケートみたいなのも先生方にしているのかどうか。いろんな問題が、当然やりがいもあるんだろうと思うんで、やっぱり問題を抱えている部分もあるんで、もしそういったものでもやっていましたら、ここで伺いたいと思います。 そして、③は結構
オンラインとかやったし、教育長のほうでは読解力の育成、これ強調しておりました。当然読解力の育成と働き方改革の推進も必要だろうと、そういうことなんですが、結局はこれ私さっきの聞いたのとあれするんですが、当然教員の当事者がどのように考えているのか、これやっぱり
教育委員会なり、教育長で把握しているのか。そういった意味合いで、ここを再質問したいと思います。 そして、燕市の支援事業については、
オンラインで結構やったりとか、インターネットを利用したりとか、92回のうち28回があれだったとか、何かそういう説明だったんですが、結局は
オンラインでできることはできたんだろうけど、やっぱり不足の部分もあるので、そういった課題等あったのか、その辺また伺いたいと思います。 次の道の駅国上のリニューアルについては、健康の森に一応10サイトぐらいという、これは相手もあることなんで、これはこれでよろしいです。 あと、都市計画の中における農地については、当然私お聞きしたのは、農振の問題については鈴木市長もいつだったか安倍総理にも直接お話しする機会もありましたし、今回の施政方針の中でも工業の誘致とか、そういったのも大きくうたっておりました。当然工業の誘致ということになれば、そこに引っかかるのが私はこの農振の農地法だと思うんですが、その辺の考え、せっかく工業団地を誘致するにしても、前も私何度も言っているんですが、40ヘクタールぐらいの一応希望があったと。埋めるんであれば当然農地なんだろうし、その辺どういうふうな考えで、本当に市長がそういった工業団地を造りたいんであれば、私は今この残土を利用するのが一番チャンスだと思うんですけど、その辺農振と絡めてお聞きしたいと思います。 そうすると、あと大河津分水路の改修事業も残土の部分が私あれだと思うんですが、その辺、この前の特別委員会のあれだと令和の16年ぐらいまでかかるそうですので、当然まだこれから十何年以上もあるので、その中で燕市としての大きなスケジュール等も立てておくべきだと思うんです。河川事務所の方も言っておりましたが、何たって利用する場所がなきゃ困るんだと。それは、市がやるんであれば大いに協力するという話だったので、その辺計画の中にも入れてもらいたいと思います。 また、(2)の分水路の改修事業におけるインフラツーリズム、ここに関しては市長のほうで答弁ありましたが、私同じインフラツーリズムでも、当然あれたしか旧分水のときは今の洗堰が開通したときにウオーターバスを呼んで、そのウオーターバスでもって今の可動堰を見たりとか、そして洗堰で水の調整があるんです。川の中から信濃川を見たりとか、そしてたまたま国交省と話した中で、せっかくの機会なんで信濃川の全域を見てもらいたいということで、たしか国交省のほうでヘリコプターを用意して、たしか所要時間が40分ぐらいだったと思います。大河津分水路の海側からずっと行って、新津のあの辺。上から見ると、信濃川意外とぐにゃぐにゃ曲がっているんです。それで、西港の佐渡汽船の泊まっているところまで行って、たしか所要時間がほんの40分ぐらいだったか、やっぱりヘリコプターが早いので、それで見てきた記憶、そういったたしか催物を旧分水のときにやった記憶があります。私そういったのも、やっぱり信濃川見てもらうにはいいんじゃないかと思いますけど、その辺また一応提案はしてみたいと思います。 そして、その残された可動堰、ライトアップ等あったそうなんですが、やっぱりせっかく、たしかこれも旧分水のときは洗堰を工事しているときに、そこの場所に水を落とす前に例えば分水太鼓だとか、いろいろなそういったイベントもやったことがありました。せっかくこれ取ってもらったんで、ここを利用する、当然公園もそばにあるし、極端な話、キャンプ場は国上の道の駅だかも分からないけど、そういったこともあり得るんじゃないかなと、あそこを利用して。いろんな発想があるんで、これを含めた中で発想をまたいろんな部分で考えてもらいたいと思います。これで再質問としたいと思います。
◎市長(鈴木力君) じゃ2回目の質問は、私じゃ農振の話だけお答えさせていただきます。 ご指摘ございましたように、燕市に産業会のほうから工場あるいは物流の拠点としての土地が欲しいんだという声は本当にいっぱい寄せられておりますが、なかなか農振が外れないということで、私もずっと頭が痛いんですが、少しずつ取り組んできているわけです。やり方としては、とにかく用途地域内で、もう既にここは開発するんだよと言っておきながら、まだ開発されていなくて田んぼのまま残っているという土地があまりにも多いので、それが解消しないうちに新しい農振は外せませんよというのが一つあるということと、どんどん土地改良を基盤整備とかやっているにもかかわらず潰すということは駄目なので、土地改良の補助金をやった7年だったか6年間が終わらない限りは、やはり潰せませんよと、この2つの縛りがあるわけです。ですから、それを一つずつ解決するために用途地域内の未利用地を解消するためにはということで、この小関の団地を造ったり、未来投資法という法律を使って、今までなかなかできなかったんだけど、その法律を使えば認められるみたいな形で既存の用途地域内にある未利用地を使うとか、その用途地域の周辺にある農業地域を認めてもらうとかというところで今進めてきていて、少しずつ解消されている。今度さらにそれこそ大河津分水の残土を使うような大規模なという話になりますと、これは本格的にそもそも燕市内においてどういうまちづくりをして、そのためにはいろんな用途のゾーン分けというのを、ここはちゃんと農業の地域で守ります。でも、ここはやはり工業用地とかにしていかなければならない。いわゆるマスタープランをつくらなければ、なかなか国に持っていっても駄目ですねと。燕市は、どういう方向に行くんですかということを常に問われるということなので、今年度、令和3年度と来年度、令和4年度に2か年で都市マスタープランをしっかりつくろうということで取り組んでいることです。ですから、今の状況でやれることは今やってきていますし、これからもっと本格的なことをやるためには、まず都市マスタープランをしっかりつくらなければならないということで、新年度に向けてさらにこれを仕上げていくということになります。それをやった後で次の行動だということでございますので、よろしくお願いします。
◎教育長(山田公一君) 教員の当事者としての教員に対してどのような声を吸い上げているのかということでお答えをさせていただきます。 例えば研修、これ非常に先生方の資質の向上に非常に重要な役割を担っているわけですが、研修が終わった後、具体的に研修を受けてどうだったのかというアンケートを必ず取ることにしております。その中でよかった点、それから改善すべき点、そういったものを直接受けた先生方から声を吸い上げまして、研修のより質の高いものにするというような取組をさせていただいているところでございます。いずれにいたしましても、先生方の声をいかに吸い上げていくのかというのは、いろんな授業を組み立てたり、研修を組み立てたりする上で非常に重要なものでありますので、引き続きそういった形の意見の集約を図っていきたいと考えております。 以上でございます。
◎
教育委員会主幹(
鈴木華奈子君) それでは、教員の仕事上の問題点について、どのようなアンケート等を取って把握しているのかということについてお答えしたいと思います。 まずもって、仕事上の問題点として挙げられるのが業務量、そして業務内容、そして精神的なストレス等が挙げられるのではないかと考えます。それぞれにつきましては、まずは教員一人一人の勤務時間がどのくらいになっているのかということについては、全ての教員に対して毎月何時間規定の時間を超過しているのかということで調査をしております。 2つ目の業務内容についてなんですが、これについては各学校で年2回学校評価を行っております。その学校評価の中で業務内容についてどのような分配が行われているか、どのような課題があるのかということについて教員が答えるという形で調査を行っております。 3つ目です。精神面についてです。こちらは、全ての学校の教職員に対してストレスチェックを行っております。業者のほうからストレスチェックのまた集計を見て、それぞれの学校によってどのような特徴があり、どのような点が課題なのかということをこちらのほうで把握し、助言をしているところであります。 以上です。
◎都市整備部長(高波茂君) 大河津分水は、掘削残土という点でお答えさせていただきたいと思います。 大河津分水路の工事、現在拡幅工事行っておりますが、完成が当初令和14年の予定だったんですが、令和元年の東日本台風の増水を受けまして、もっと流下能力を上げるということで、低水路部の掘削などをまた追加で行うということで聞いておりまして、完成年次が令和20年度の完成ということで国のほうからは聞いております。かなり長期間の期間になるものですから、その掘削残土の利用につきまして、現在燕市の具体の計画はないんですが、公共性が認められる事業につきましては、例えば市の工事じゃなくても掘削土のほうを活用が可能ということで国のほうから伺っておりますので、そういったものありましたら、市のほうで中に入るような形で、この掘削土を活用しまして、国家的プロジェクトでございますので、そういった面でまた協力していきたいというふうに考えてございます。
◎産業振興部長(遠藤一真君) 私のほうからは、4番の大河津分水路の改修のインフラツーリズムの関係についてお答えさせていただきたいと思います。 今ほど議員のほうからウオーターバスで見たりとか、あるいはヘリコプターで上から見たりとかという、いろんなお話をいろいろな議員からアイデアを伺いましたので、今後の参考にはしたいとは思いますけれども、先ほど市長が申しましたとおり、来年度大河津分水路と周辺の観光スポットを巡るツアーに対していろいろ補助を行うことで、多くの方々に大河津分水路の歴史ですとか、あるいは役割というものをまずは理解してもらうということも大切だと思いますので、そういったところを理解してもらいつつ、さらなる観光誘客のほうにつなげていきたいなというふうに思っているところでございます。 それから、旧可動堰を使った今後ということで、それも洗堰、旧分水町のときのお話をいろいろ伺いました。それで、そういったイベントができないかというふうに捉えておりますけれども、私昨年の11月にライトアップされたときも、ちょうどプレミアムダイニングがありましたので、ちょっとそのとき見たんです。そしたら、あそこってたしか10門あったけど、そのうち今3門が残っているかと思うんですけども、非常にトラス構造というんですか、組まれた構造のところがライトアップされて、非常に鮮やかな緑で浮かび上がっていて、さらにその向こうには新しい可動堰もライトアップされていて、非常に幻想的な雰囲気だったなというふうに私印象に残っています。今後いろいろ通水100周年の記念イベント、今後いろいろと詳細に詰めていきますので、これからの検討にはなりますけれども、例えばそういう今言いました新旧可動堰のライトアップをして、そこでナビゲーターで見学ツアーをすれば、いろいろ旧可動堰のこれまでの役割ですとか、あるいは貢献とか、そういったものを皆さんに伝えられるんじゃないかなというふうには思っているところですけれども、そういったのも含めて、今後信濃川河川事務所ですとか、あるいは前回ライトアップについては大河津資料館友の会もご協力していただいておりますので、そういったところにもちょっと話をしてみたいなというふうに思っています。
◆15番(齋藤信行君) じゃまた再々質問ということで、教員のアンケートのやり方、今ちょっといろいろ聞いたんですが、ストレスチェック、ここの部分が、やっぱり当然ストレスのある教員の方もいるんだろうし、当然今の話からすると、仕事の量と内容、これでもってかなりその人の受け止め方も違うんだろうし。ということは、最終的には、これが働き方改革になるんだろうと思うんですけど、教員という職業が最近人気がないと、そういう報道もよくあります。今ここにいらっしゃる主幹始め、ずっと教員やった方と、また今の新人とじゃ、やっぱり捉え方が違うと思うんで、新人の教員の意見を聞くのも聞き方もあるんだろうと思うし、我々もそうなんだけど、同じ年代であれば同じ年代のほうが聞きやすいんだけど、当然やっぱり年代差があれば、それなりの聞き方もそれやっぱり変えていくべきじゃないかなと思うんで、その辺の捉え方、その年代に合った当然生きてきた時代背景が我々と違うんで、同じ主観で物事をあれするより、今の若手はやっぱりそのような考えあると思うんで、その辺のアンケートの仕方も私重要なんじゃないかなと思うんで、その辺の捉え方、どう考えているのかお聞きしたいと思います。 また、読解力の育成、これ本当に大事なことで、やっぱり物事を自分が知識を得るにどのように捉えているかというのは本当に大事なことだと思うんで、この辺また
オンラインで結構やったというんだけど、当然
オンラインと今回コロナの感染症でできないんだけど、私が思うのは
オンラインでできることはできるんだけど、直接やっぱり話したのとじゃ、私多少の不具合はあるんじゃないかなと思うんで、その辺どのように捉えているのか。やるのはやったと、ただやっぱり本当の心底の話が直接会ったときと、また
オンラインとで私違うんじゃないかなという考えでいるんですけど、その辺の捉え方もここでお聞きしたいと思います。 そして、道の駅国上はもうあれなんですけど、これもはっきり言って農地が私これ何度も言っているんですけど、国上地区かなり田んぼも、もう作る人がいなくて、木が生えているような田んぼも結構あるんです。これ農地法との絡みもあるんだろうけど、本当農地法の絡みで言うと、先ほどの市長のほうでも答弁がありましたけど、やりたいと思ったっても、今までの既存のこともあるんだろうし、先ほどの話だと令和20年度まで工事が延びたということで、当然その時分になればもう私どももいるか、いないかも分からないような年齢になっているんですけど、でもここできちっとしたマスタープランをつくっておくのが、つくったからといってすぐできるとは限らないけど、やっぱり後世のためにもう今のうちにそういった計画をつくる、その辺が大事だと思うんで、そこの部分は当然市長、マスタープラン、市長が今マスタープランつくったって、市長がいるうちにできるか、できないか分からないけど、そういった方向性のマスタープランも大事だと思うんで、その辺市長、それを含めた中で答弁お願いしたいと思います。 また、大河津分水路によるインフラツーリズム、いろいろまた考える言ったんだ。ただ、私が言ったのは、あくまでもアイデアなんですけど、当然あそこ、前は洗堰のときは、洗堰を残しただけだったんだけど、その当時旧分水のほうで国へお願いして、あそこを公園にしてもらいました。あそこ、可動堰も残っているんで、将来はあそこの河川敷内も当然市として、たしか旧分水のときはあそこに野球場か何かあったんだけど、将来的な利用もできるんじゃないかなと思うんで、その辺。それで、先ほどもしあれだったら一つのキャンプもいいんじゃないかと、そういった話を一応したんです。物の例えとなるか、アイデアになるんだけど、そういうふうな利用の仕方もあるんじゃないかと思うんで、その辺また答弁お願いいたしたいと思います。
◎市長(鈴木力君) 先ほど答弁いたしましたとおり、令和3年度、令和4年度の2か年事業で、予算事業名ではまちづくりマスタープラン策定事業ということを予算で議員の皆さんにお願いを申し上げているところでございます。中身的には、燕市の土地利用の在り方、どのエリアは住居系、どのエリアは工業系、どのエリアは農地として残していくみたいなことを色分けしていくというようなことを定めるマスタープランでございますけれど、この議会中の最終日あたりにちょっと中間報告的なことをやらせていただくべく、今担当のほうで一生懸命整理をさせていただいていますので、よろしくお願いしたいと思います。新年度に入ったら、もうちょっと具体的な方向へという段取りで今考えております。ただ、そのマスタープランというのは、ここに残土を入れますよという、そういう具体的な話ではありません。20年後、どういうふうな土地利用でもって考えていくかというような形で、これはまさに20年後というのを想定したマスタープランでございますので、今一生懸命中間報告すべく整理していますので、よろしくお願いします。
◎
教育委員会主幹(
鈴木華奈子君) 2点についてお答えさせていただきたいと思います。 まず、1点目です。世代間格差に対応した教員たちの意見の聞き取りの在り方についてです。これにつきましては、先ほど議員がご指摘されたように、新人には新人なりの、そしてまた年配の者には年配なりのそれぞれの意見の出し方、そしてまた思いの表出の仕方があるかと思います。よって、私どもといたしましては、各学校で先ほど例を挙げさせていただいた聞き取りの方法についても、3通り実態を把握するために定期的に行っているものでござます。これ以外につきましても、例えば校長との直接な面談が年3回行われておりますし、またはそれぞれの研修の後で教員たちがふだんの教務室の中で会話をするというようなことを通して、自分たちの取組について悩みを聞き合ったり、話し合ったりする場もあるということも聞いております。なかなか時間が少ない中なんですけれども、教員たちもコミュニケーションが非常に大事であるということは認識しておりまして、校長も自分の学校経営の中で職員間のコミュニケーションをいかに図るかということについて配慮しているところであります。 2点目です。読解力研修とかの研修における
オンラインと直接対面の違いついて、どう捉えているかということについてお答えさせていただきたいと思います。確かに研修におきましては、直接会って話が聞ける環境があるのであれば、それにこしたことはございませんが、今年度、昨年度のようにコロナ禍の中で、直接会うことを避けなければならないという状況にあった場合については
オンラインを使って研修を行ったり、もしくは集合の研修と、また集合ではなく
オンラインの研修を合わせたハイブリッドな研修というものも実施させていただいております。そのようなことを行いながらも、教員同士が学び合う機会をしっかり確実につくっていくということを重点に置いて取り組んでまいったところでございます。ここにそれぞれのそのような研修を受けた教員たちのアンケートの結果の一部がここにあるのでございますが、その内容を見てみますと、校内ではなかなかじっくりと時間をかけて指導案について検討する時間はなかったのだけれども、今回この
オンラインの研修の中でグループワーク、少人数でグループワークをつくって
オンラインで話し合う機会があります。その中が非常に充実していたと。自分が思ったこと、ほかの人の意見を十分に聞くことができて、いろいろ学びを深めることができたというようなお話があります。このようにいたしまして、
オンラインだからといって、直接のものに足りないものはあるのかもしれませんけれども、その中で充実した研修ができるように職員たちも慣れてきておりますし、私どももそこには工夫を加えて、なるべく話しやすい状況が生まれるようにということで考えているところでございます。 以上です。
◎産業振興部長(遠藤一真君) インフラツーリズムのところでございますけど、今ほど議員からご質問いただいたのが、旧可動堰を使った将来的な利用という、なかなか大きな話でございますけれども、あそこはそもそも河川区域になりますので、市だけでどうこうするというのはなかなかできないと思います。それで、将来的な活用、利用ということでございますので、議員からご提案いただきましたので、今後の課題ということで捉えさせていただきたいというふうに考えております。
◆15番(齋藤信行君) 大体これで伺ったんですが、市長も先ほど答弁で申したように、私の今回質問しているのは、今言ったからといって今すぐできるとか、そういう問題じゃないのがかなり多いと思います。問題は、やっぱり市長も先ほど答弁にあったように、いいマスタープランを、この燕市の条件の置かれた残土も利用できる、こういった大自然もある、その中において農地法の絡みもあるんでしょうけど、当然工業団地も必要だ、そういった全体的の中を入れて、それこそ20年後、令和二十何年になるのか、何年後に向かってのマスタープラン、非常に大事だと思うんで、私このマスタープラン期待しておりますので、それを申して私の一般質問終わりたいと思います。
○
議長(大原伊一君) ここで職員入替えのため、休憩します。 午後 2時02分 休憩 午後 2時14分 再開
○
議長(大原伊一君) 休憩を解き、会議を再開します。 次に、17番、大岩勉君に発言を許します。
◆17番(大岩勉君) それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 大きく分けますと、1つは燕市長の政治姿勢について、2番目に教育指導の問題点について、3番目として燕市表彰式での受賞者である燕市消防団員の授賞式大量不参加者の傲岸不遜な行動について、今一般質問でお伺いしたいと思います。 大項目1、市長の政治姿勢について。中項目(1)県央基幹病院開院後の燕労災病院跡地の活用計画についてお伺いいたします。小項目①、県央地域の拠点病院として県央基幹病院整備が進められていますが、開院2年後と迫る中、県立吉田病院は現地改築方針が打ち出されており、また燕労災病院跡地活用計画について、燕市長としての考えをお伺いいたします。 小項目②、新潟県厚生農業協同組合連合会は、三条総合病院を有床診療所として継続することを県央の5市町村で協議する会議でも報告されていたと聞きますが、県厚生連の経営難から一転して閉院方針とのこと。燕市長としては受け入れるのかお伺いいたします。 中項目(2)深刻な若者の県外流出に歯止めをお聞きいたします。小項目①、新潟県も人口流出が止まりません。2021年も5,774人の転出超過でしたが、燕市の19、20年、21年度の転出超過数は何人であったのかお伺いいたします。 小項目②、燕市は移住推進計画案に本腰を入れ、市民や事業者が議論する取組をされているのかお伺いいたします。 小項目③、企業誘致や起業を目指す人の支援は雇用拡大にもつながります。庁内に強化を目的とするチームは活動しているのかお伺いいたします。 大項目2、教育指導の問題点についてお伺いいたします。中項目(1)といたしまして、小池中学校糸半プロジェクト活動についてお聞きします。小項目①、地域交流と地域発進に関連し、地域で魅力的に活動されている方々の紹介、交流を通して学んでいる活動はすばらしいと思いますが、
学校教育課の所見を伺います。 小項目②、市内の他の中学校でも同様な授業、学習指導を行っているのかお伺いいたします。 小項目③、地域の魅力発見、貢献活動や認知症サポーター養成講座と職場体験、施設訪問は中学生として大切な授業の一環と思いますが、
学校教育課の所見をお伺いいたします。 中項目(2)会員制交流サイト(SNS)の危険性啓発指導についてお伺いいたします。小項目の①、市内小中学校でのSNSサイトの危険性の指導状況をお伺いいたします。 小項目②、SNSが発端で犯罪に巻き込まれる被害者が低年齢化傾向でありますが、
教育委員会主幹の所見をお伺いいたします。 大項目3、燕市表彰式消防団員の受賞者欠席についてお伺いいたします。中項目(1)同じく。小項目①といたしまして、燕市表彰式は燕市として格式も品格あるものと思いますが、市長とし、表彰式に対する見識をお伺いいたします。 小項目②、受賞者の皆さんは市長からの賞状授与に緊張もし、それぞれの活動に気持ちを新たにされていましたが、消防団員受賞者23名中、式参加者7名、約30%でありました。例年のことではありますが、消防団員受賞者の授賞式の不参加者の多さにはあきれてしまいますが、市長は消防署の管理者でもあります。最高管理者の立場としての所見をお伺いいたします。 小項目③、他市町村では消防出初め式などで、消防活動に貢献された消防団員を表彰されております。燕市も同様にされたらどうでしょうか。消防団員は、綱紀粛正を大切にされるべき団体と思います。毎年毎年、燕市表彰式には出席の少ない傲岸不遜な行動を取られている団体は燕市表彰式にふさわしくないのではないでしょうか。市長としての所見をお伺いいたします。 以上で1回目の質問を終わります。
◎市長(鈴木力君) それでは、大岩議員のご質問にお答えします。私からは、1番の(1)の①、燕労災病院の跡地利用計画及び②の三条総合病院の閉院の関係、そして3番の燕市表彰式、以上3つのご質問につきまして答弁させていただきます。それ以外の項目につきましては、それぞれ担当部長から答弁させていただきます。 初めに、ご質問の1の(1)の①、燕労災病院の跡地利用計画についてお答えいたします。燕労災病院の跡地利用につきましては、数年前に民間病院誘致の構想がありましたが、その後県央地域全体の医療再編計画のあおりを受け、残念ながら立ち消えとなりました。私としては、その後も粘り強く花角知事を始め、県当局に対し、県立施設の整備というのを基本に跡地の利活用の検討を要望してまいりました。その結果、このたび県の令和4年度当初予算の中で、県立の特別支援学校を燕労災病院跡地に建設する方針で検討に入ることが発表されました。これは、燕市にとって朗報であると思います。今後は、県立特別支援学校が早期実現するよう県と協議を重ねるとともに、仮に跡地の面積に余裕があるのであれば、さらなる有効活用の検討も県に要望したいと考えています。なお、特別支援学校の整備につきましては、現時点では県が公表した報道資料以外に情報を持ち合わせておりませんが、今後県の検討状況を確認しながら、市議会にもご説明する機会を持ちたいなというふうに考えています。市議会の皆さんからも、これの実現に向けて一緒に取り組んでいただきたいというふうに思っておりますので、ご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。 次に、1の(1)の②、三条総合病院の閉院に関するご質問についてお答えいたします。もともと県央基幹病院は、燕労災病院と三条総合病院を統合し、新たな場所に整備する計画でございました。議員おっしゃるとおり、令和2年3月の県央地域医療調整会議の場において、三条総合病院は県央基幹病院閉院後の地域医療が安定するまでの一定期間は19床を確保した上で外来診療と入院に対応する有床診療所として継続すると報告がされましたが、そういった結論に至る検討に燕市及び燕市医師会は特に関与しておらず、結果を聞かされただけという状況でございました。恐らく厚生連に対する三条市からの強い要請で19床を残すとされたものではないかなと推測いたします。今回の閉院について、三条市では約束違反ではないかと問題になっているようですが、燕市は約束の当事者ではございませんので、何か異を唱える筋合いではないと受け止めております。燕市といたしましては、県央基幹病院の開院はもちろん、吉田病院の改築を始め、県央地域の医療再編が着実に進み、市民の皆様が安心して医療を受けられる持続可能な医療提供体制が構築されることが大切であると考えています。 次に、ご質問の3番のほうに移らせていただきます。初めに、3の(1)の①、表彰式に対する見識についてお答えします。燕市表彰式は、燕市表彰条例に基づき、本市の市政の進展、産業の振興、文化の向上、その他市民の福祉の増進に尽力し、その功績が顕著な者及び市民の模範として推奨するにふさわしい功績または行為のあった者を表彰する式典でございます。受賞者におかれましては、長年にわたり、それぞれの分野において活動し、地方自治の進展や社会福祉の増進など、市政運営におきまして多大なるご貢献をいただいており、その功績に対し、私自らが直接敬意を表し、感謝の意を述べさせていただくとともに、受賞者の活動を広く市民の方々にお知らせする場であると考えており、燕市にとって重要な式典であるというふうに考えております。 次に、②、表彰式における消防団員の方々の不参加についてお答えいたします。燕市表彰式は、先ほども答弁いたしましたとおり、各分野においてご功績のあった方に対し、表彰するとともに感謝の意を伝える場でございます。消防団員の受賞者は20年にわたり市民の安全、安心な生活を支えてくださり、消防防災行政の推進に貢献されたことに対し、消防本部を含む燕・弥彦総合事務組合の管理者として、また燕市長として、市民を代表して感謝の意をお伝えしたいという思いでご案内しているものでございます。欠席された方々は、新型コロナウイルス感染症が拡大していた時期でもあり、それぞれのご事情などによりやむを得ず出席できなかったものと受け止めております。 次、最後に③、消防出初め式での表彰ではどうかというご提案についてお答えいたします。この点につきましては、平成31年3月定例会においてもご答弁させていただきましたが、消防出初め式での表彰につきましては、日本消防協会表彰や新潟県消防協会表彰、新潟県知事表彰など、消防関係で協会や県などから表彰を受けた方に対し、本人に伝達するという表彰を行っております。一方、燕市の表彰式では表彰条例に基づき、消防防災行政での功績のほか、地方自治の進展や保健衛生の推進など、幅広い分野で市に功績のあった方々を一堂に会して、その功績をたたえるために式典を挙行しているものであり、消防団員の表彰だけを分離することは適切ではないと考えております。また、受賞者それぞれに事情があって欠席されているものと認識しておりますし、消防団員の方々が仮に欠席されても、その功績の価値が下がるものではないというふうに思います。引き続き表彰式に消防団員の方々もご案内したいと考えております。 以上です。
◎企画財政部長(春木直幸君) 私からは、ご質問の1、(2)若者の県外流出について。①、②についてお答えいたします。 初めに、①、本市の2019年度から2021年度の転出超過数についてお答えいたします。新潟県公表の人口移動調査結果によりますと、本市の転出超過数は2019年が85人、2020年が78人、2021年が16人であります。転出超過が最大であった2018年の259人から見ると改善傾向にあり、2021年の社会増減率は県内20市中、減少の度合いが少ないほうから1位でございました。なお、確定値は毎年3月末の公表であり、今ほど申し上げた2021年の数値は速報値であることを申し添えさせていただきます。 次に、②、移住推進計画案に市民や事業者と議論する取組をされているのかについてお答えいたします。本市では令和2年度を計画の始期とする第2期燕市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定し、人口減少に歯止めをかけるため、移住の推進や若者活動の活性化など、各種施策を展開しているところでございます。施策を事業化する際には、市民、事業者、地域団体の皆さんから多くのご意見とご協力をいただいた中で、次世代を担う若者たちに継続的なまちづくり活動の場を提供する燕ジョイ活動部や燕市役所まちあそび部、コロナ禍で帰省を自粛する燕市出身の大学生等への応援物資の発送、さらに市外、県外の移住希望者を案内するツバメビト移住ツアーなどを実施してまいりました。今後も多くの市民の皆さんと連携を図り、さらなる工夫を凝らしながら、一人でも多くの若者たちから燕市に愛着を持っていただけるよう取組を進めてまいりたいと思っております。 以上です。
◎産業振興部長(遠藤一真君) 私からは、1番の(2)の③、企業誘致や起業支援の庁内チームは活動しているのかについてお答えいたします。 企業誘致に関しましては、従来から庁内横断的な対応を図ってまいりましたが、平成30年5月に、より効果的な土地利用を推進するため、庁内に土地利用対策プロジェクトチームを立ち上げ、関係各課が連携し、工場適地内の未利用地解消や産業用地造成事業など、企業立地に向けた取組を積極的に進めております。 また、起業者支援に関しては、創業支援や移住者支援を行う関係各課が連携しながら業務を行っております。加えて、今年度開設支援を行った市内3つのイノベーション拠点施設などに市外企業を誘致するため、市内視察や市内企業との交流の場の設定、情報発信を行う取組を進めているところでございます。 以上です。
◎
教育委員会主幹(
鈴木華奈子君) 私からは、大項目2、教育指導の問題点についてお答えさせていただきます。 初めに、2の(1)の①、地域で魅力的に活躍されている方々の紹介、交流を通しての学びについてお答えいたします。
市教育委員会では、重点施策の一つに郷土愛を軸としたキャリア教育の推進を掲げています。糸半プロジェクトに取り組む小池中学校は、株式会社MGNETのディレクター、福田恭子様を講師に招き、「働くって楽しいを実現する生き方」をテーマに、ものづくり、働くこと、地域の魅力について全校生徒にご講演いただきました。また、
市教育委員会でも、Good Job つばめ推進事業として、全国で注目される燕市企業の代表の方から市内各中学校の1年生を対象にキャリア講演会を実施していただいております。生徒たちからは、自分たちが暮らすまちで最先端のものづくりが行われていることを誇りに感じ、自分の仕事にやりがいを持ち、働くことの楽しさを生き生きと語る姿にあこがれの気持ちを抱いたと感想が述べられておりました。郷土を愛する心を育み、
子供たちが自分らしい生き方を実現する力を育むこと、燕市が目指すこの施策方針に合致した取組であると捉えています。
市教育委員会といたしましては、地域社会と連携、協働しながら、これらの取組を今後も推進していきたいと考えております。 次に、2の(1)の②、市内のほかの中学校でも同様な授業、学習指導を行っているのかについてお答えいたします。これらの地域交流に関連する教育活動は、主に各校の総合的な学習の時間や特別活動における生徒会活動の中で計画、実施されております。ある中学校では、総合的な学習の時間に「燕市の未来を考える」をテーマに3年生が取り組んでいます。農業、工業、商業、行政、福祉、保安、防災の6分野において、市内で活躍されている方をアドバイザーとしてビデオメッセージをいただきました。小学校から積み重ねてきたふるさと学習、職業調べ、職業体験の学びとアドバイザーからのメッセージを基にして、燕市の将来、自己の将来について考えました。その後生徒たちはメッセージをくださった方々を授業にお招きし、将来の燕、将来の自分についての提案を発表しました。アドバイザーの方々からの助言をいただくこともでき、さらに考えを深めることができました。また、ほかにも地域の方を道徳の講師にお招きした学校、アナウンサーとして活躍する卒業生の先輩を招き、職業講話を実施した学校などもありました。 次に、2の(1)の③、地域の魅力発見、貢献活動や認知症サポーター養成講座と職場体験、施設訪問等の取組についてお答えいたします。議員ご指摘のとおり、小池中学校の糸半プロジェクト活動で展開されているような取組は、様々な立場の人との協働的な活動を体験し、多くの場面で達成感を味わうことができるとともに、ふるさとへの愛着と誇りを感じることができる大切な活動であると捉えています。このように社会のつながりの中で学ぶことで、
子供たちが自分を地域の一員として自覚するとともに、自分の力で地域や社会をよりよくできるという実感を持つことができます。このことは変化の激しい社会においても困難を乗り越え、未来に向けて進む力になると考えています。
市教育委員会といたしましては、未来の燕市の担い手となる子供を育むという目標を地域社会と共有し、連携、協働した教育活動をさらに充実させることを目指しております。 次に、2の(2)の①、市内小中学校でSNSサイトの危険性の指導状況についてお答えいたします。SNSサイトは、見知らぬ人と出会えること、匿名性があること、瞬時に情報が拡散し得ることなどから、使い方によってはトラブルにつながる可能性があると言われております。学校では実態に応じて個人が特定される書き込みや写真の投稿などは、写真などを載せることによって起こる危険性について具体的な事例を示しながら、安全で正しいSNSとの関わり方を指導しております。また、保護者に対し、入学説明会、PTA行事等の機会や学校便り等を通じて、家庭で行う情報モラルの教育の啓発を図っております。 2の(2)の②、SNSが発端で犯罪に巻き込まれる被害者の低年齢化傾向についてお答えいたします。議員ご指摘のとおり、SNSが発端で犯罪に巻き込まれる被害者は低年齢化の傾向が見られております。そのため、小学生のうちからデジタル社会を安全、安心に生き抜くための能力や態度を育成することが求められております。小学校では子供の多くが通信機能つきゲーム機やスマートフォンを所有しており、その使用状況を踏まえた指導を行っているところです。児童生徒がデジタル社会を安全、安心に生き抜くためには、学校で学んだ情報モラルが家庭においても適切に実践されることが重要であると認識しています。今後はさらにSNSの利用のルールづくり等について、保護者と情報共有していくことが大切であると考えます。
市教育委員会といたしましては、児童生徒が他者への影響を考え、デジタル社会での行動に責任を持つとともに危険を回避し、情報機器を安全に使用できるよう家庭と連携し、取り組んでまいりたいと考えております。 以上です。
◆17番(大岩勉君) それでは、次々に質問させていただきます。 まず、1番の(1)になりますけども、県央地区の新しい拠点としての整備をされている県央基幹病院の開院が先ほども約2年後と迫りました。多くの市民からは、基幹病院開院後の医療体制がまずなかなか見えないとの声が聞かれます。特に統合される燕労災病院跡地は今後の方向性が指摘されております。ただ、私が一般質問提出後、県の、先ほど市長も答弁の中でありましたけども、県の令和4年度当初予算案が発表され、小中高等部合わせて37学級180人余りの特別支援学校を設置する方針で検討に入るとのことが発表されました。燕市長として、その点はどうお考えか所見を伺いたいと思います。
◎市長(鈴木力君) このたび県が発表した燕労災病院跡地に県立特別支援学校を建設するという方針は、先ほどご答弁いたしましたように、これまで私が粘り強く花角知事を始め、県当局に対し要請してきた結果であると受け止めております。これは、燕市にとって朗報だというふうに考えております。跡地の利活用について、燕市と誠意を持って協議するという約束を反故にすることなく、しっかりと履行していただいているものと知事、県当局に対し、感謝しております。
◆17番(大岩勉君) 私は、それについてこういうふうにお話ししたいと思うんです。鈴木燕市長は、いろんなことで行政に対して新しいアイデアを出したり、いろんなことを努力されているのは分かります。ただし、市長として手を挙げた県立武道館の誘致、燕労災病院跡地に県央基幹病院の誘致、ことごとく失敗しました。それで、鈴木市政3期目最大の最後の仕事して、画竜点睛、政治生命をかけているぐらいの気持ちでもって鑑み、一般財団法人新潟県地域医療推進機構に対して、燕労災病院跡地に特別支援学校新設設置を燕市議会と一緒に力を合わせ、全力を挙げて強い姿勢を一意専心行動すべきと思いますが、市長の心意気と所見を伺います。
◎市長(鈴木力君) まず、この特別支援学校の設置に当たっての多分協議する相手というのは、今議員がご指摘された財団ではなく、県及び県
教育委員会だというふうに思います。ご指摘のとおり、検討を始めるという段階でありますので、実現するためにはまだまだ一押し、二押しが必要だと思います。大岩議員ご指摘のとおり、市議会の皆さんと一緒になって、全力で取り組んでいきたいというふうに思います。県立特別支援学校が早期に実現になるよう市議会の皆さんと一緒に県等にいろいろと要請もしてまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
◆17番(大岩勉君) 是非そのように燕市議会と一緒になって、思い切った行動を取っていただきたいというのがお願いもありまして、今質問に代えさせていただきました。 次に移ります。1の(2)の①になります。飛びます。先ほどの人口流出、転出超過数お聞きいたしました。新潟県の転出超過数は20年5,771人、21年5,774人と公表されました。燕市も同様な人口減少の構造的、根本的な課題は何であると思いますか。新潟県も移住促進を打ち出していますが、燕市としても同様の取組状況をされていると思いますが、結果とともにお伺いしたいと思います。
◎企画財政部長(春木直幸君) 人口減少の要因と本市の移住施策についてでございます。地方都市が転出超過となっている最大の原因につきましては、東京への一極集中でございまして、新潟県や本市においても同様でございます。本市から首都圏へ転出する方の転出事由につきましては、職業を理由とするものが最も多く、その中でも20代の転出が多い状況となっております。これは、首都圏等の大学に進学し、そのまま首都圏で就職するためであろうと考えております。このような状況を踏まえ、本市では移住、定住希望者に対し、暮らしや仕事など、ニーズに沿った情報提供や助成を行っております。具体的には県と連携し、移住支援金の交付やUIターン向け家賃補助などを実施しているほか、市独自の事業として移住ツアーや新婚世帯向け家賃補助、住宅取得補助金、シェアオフィスの開設支援などを行っているところでございます。令和4年度は、引き続きこれらの事業を実施するとともに、移住支援金の拡充のほか、定住希望者向けの市内ツアーや交流会等を新たに実施してまいりたいと考えております。 以上です。
◆17番(大岩勉君) 1の(2)の②に移ります。故郷燕市の郷土愛、燕市の魅力を県外にいる大学生、社会人の若者に発進し、UIターン、県内定住の促進など、ある意味少子化対策のフルコースで人口減少に歯止めをかける対策と取組をされていると思いますが、現状と結果が出ているのかお伺いしたいと思います。
◎企画財政部長(春木直幸君) 県外若者への情報発信と人口減少対策についてでございます。本市では、燕市出身で県外在住の学生や社会人を対象に、若者が交流できる場の提供とふるさととの継続的なつながりを持つことで、将来的にUターンに結びつけていく、「ふるさと燕」若者応援事業を行っております。これまで東京での交流会やUターンに向けた勉強会などを行ってまいりましたが、一昨年からのコロナ禍により、
オンラインでのランチミーティングやUターン相談など、
オンラインでの対応が中心になっておりました。現在もコロナ禍の中、
オンラインでの交流が中心となっておりますが、実は800人を超える県外在住のつばめいとメンバーに対し、ふるさとの今、ふるさとの魅力を伝えるメルマガやLINE等での情報発信を積極的に行っておるところでございます。 また、先ほど答弁しましたとおり、全国に先駆けて帰省を自粛する学生に支援物資を送付した取組につきましては、ふるさととのつながりがクローズアップされ、各種メディアにも大きく報じられたことは記憶にもまだ新しいところかと思います。今後も県外在住の若者に対して、燕市の魅力を伝える情報発信、きめ細かな移住相談の実施はもとより、移住者向け補助制度の充実やオーダーメイド型ツアーなど、燕市の生活を体験できるメニューを提供することで、Uターンなどさらなる移住促進を図ってまいりたいと考えております。 以上です。
◆17番(大岩勉君) 先日、佐渡市なんですけども、1の(2)の③に移ります。企業や事業の拡大の拠点というようなことで、先日佐渡市でおもしろいことをされているなというのが掲載されておりました。企業や事業拡大の拠点となるインキュベーションセンターとし、佐渡市の加茂湖湖畔に開業したトレーラーハウス4台に県内外8社の入居が決まったと発表されています。来年度は、2台増設のことです。島外からの企業誘致や起業支援活動もされていると。拠点としての成功例モデルとして燕市も一応参考的な面で見てはどうでしょうか。担当の所見をお伺いしたいと思います。
◎産業振興部長(遠藤一真君) お答えいたします。 今ほど佐渡市での事例を伺いました。燕市では、既にこのような事業を実施しておりまして、市の補助を活用いたしまして、今年度民間事業者によるシェアオフィスが3か所既に整備されております。先般の定例会見でも発表させていただきましたけれども、具体的には昨年10月にオープンいたしました宮町シェアオフィスに加えまして、先月には小池地区にWork up Studio 燕という施設、そして本町1丁目にDOORSという施設が完成いたしまして、既に入居している事業者も含めて、市外から10事業者がそれぞれのシェアオフィスに入居することになっております。今後は、入居事業者と市内事業者とのマッチングイベントなどを通じて、オープンイノベーションや付加価値向上を促進してまいりたいというふうに考えております。また、新年度もさらなる拠点整備のための事業予算を計上しておりますので、議員さんからも是非応援いただきますよう、どうぞよろしくお願いしたいと思います。
◆17番(大岩勉君) 私は、先般の北幼稚園、解体もされて更地になりましたけど、今でも思っているんで、残念だったなと思っているんです。やっぱりそういったような形の中で、そういうふうな企業誘致の、ただ企業誘致といいましても、同じ会社の関係なんかでもそうですけども、工場を造ってやるということじゃないんです。そういった場所を提供してやるというのも、やっぱりこれから大切なことだと思うし、今私が加茂湖の佐渡市のことを言いましたけども、それも場所を提供してやる、そのポイントをつくってやるということなんです。そういうふうに転換した中でもって、これからの燕市も方向性をしっかり考えていっていただきたいということを言っておきます。 次に、移ります。大項目2の(1)の①に移ります。先ほども答弁にもありましたけども、小池中学校糸半プロジェクトの活動報告については、以前にも私は紹介したんです。そういう中でもって、地元企業とのコラボ企画や地域との共通テーマと防災マップの作成、災害場面を想定した道徳、地域合同防災訓練など、地域の一員として活躍しているんです。小池中学校糸半クラブの活動を
教育委員会としてはどのように感じられているか、いま一度お伺いいたします。
◎
教育委員会主幹(
鈴木華奈子君) 小池中学校の糸半プロジェクトの活動をどのように感じているかお答えしたいと思います。 糸半プロジェクトは、小池中学校の生徒たちが自分たちにできることを考え、そして行動し、地域の役に立ちたいということで生徒会として立ち上げた取組だと聞いています。生徒たちは、この解決に向けて地域の方とアイデアを出し合いまして、充実した活動を展開しております。自分たちの取組がまず地域の役に立つということをやりがいに感じて、自己肯定感を高めているものと感じています。地域との交流や協働、地域への発信を通して、学校と地域の連携を強め、小池中学校の大切な活動として先輩から後輩へと今受け継がれているところでもあります。
市教育委員会といたしましては、
子供たちの活動を学校内にとどめることなく、よりよい地域をつくることを目指して、一層地域と
子供たちが関わり合う取組を推進していきたいと考えています。
◆17番(大岩勉君) 私は、この小池中学校の糸半クラブ、特にすごく頑張っているなというのは、これからは今も言ったように教師が多忙だ、先生方忙しいということよく言われます、皆さんのほうでも。それとともに、これからこの4年度、5年度で教育関係の状況が大きく変わります。いろんな中で、逆に言えば、地域の方たちから、人材から協力していただいて、補充していく、そういう方向性をしっかり考えていただきたいと思うんです。というのは、部活動、大きく変わります。皆さんのほうからもいろんな要望が逆に地域に寄せられると思いますけど、そういった方面も考えていきますと、今のうちにそういったような中で地域の力を借りる、そういう方向を学校単位ばっかりじゃなく、市として考えていっていただきたいと思います。その辺、教育関係の主幹としても、教育長さんでもいいんですけど、どういうお考えか、ちょっとお聞かせください。
◎教育長(山田公一君) 地域の力をいかに学校のほうに協力いただくのかという形でございます。特に部活動につきましては、特に今文科省のほうでは土日の活動の地域への移行ということを掲げていることもございます。やはり地域の皆さんのお力を借りながら、学校の教育活動を充実していく、これは非常に大事なことだというふうに思っておりますので、しっか取り組ませていただきたいというふうに思っております。
◆17番(大岩勉君) 是非そういう方向で行っていただきたいと思います。 大項目2の(1)の②、③に分かれるんですけども、一つこういうことも私のほうで先日見たんですけど、新潟市秋葉区の第一小学校では、
市教育委員会の授業、ウエルカム参観日の一環として、地域の先生教えて、地元住民から工作やスポーツなどのいろんな13の体験教室を行っていると聞きました。燕市でも同様な授業をされているか、現状をお聞きしたいと思います。
◎
教育委員会主幹(
鈴木華奈子君) 地域の方を講師やボランティアとして招いての教育活動についてお答えいたします。 燕市は、学校、家庭、地域の連携を強化し、子供が地域社会で健やかに育つ環境づくりに努めるということを目標に、学校と地域の連携強化を重点施策の一つとして掲げております。例を挙げますと、ある小学校は「燕スピリッツ」と題しまして、4年生で燕のものづくりについて調べ学習に取り組みまして、5年生は実際に職人の方を訪問し、思いやプライドに触れる体験学習を行っています。6年生になりますと、燕スピリッツを発信する活動にも取り組んでおります。別の学校では、つばめキッズファーム事業の補助金を活用して大豆作り、みそ作りに取り組んでいますが、これにつきましては学校のボランティアの方、地元の農家の方、JAの方々から直接お越しいただきまして、畑の畝作りから全部ご指導をいただいているところでもあります。みそが食べられるのは来年の冬、2年がかりのプロジェクトとなっています。これらのように地域の皆さんの協力を得ることで教育活動の幅は広がり、
子供たちは大変貴重な体験をさせていただいているところでもあります。今後も地域の方たちのお力をお借りしながら、教育活動の充実を図っていきたいと考えています。 以上です。
◆17番(大岩勉君) 次の会員交流サイトの件に移りたいと思います。2の(2)の①になります。 私の地元の小中川駐在所の回覧チラシで、有害情報から
子供たちを守りましょうと、SNSでの犯罪被害やトラブルへの発展、他人を誹謗中傷するネットいじめ、犯罪の注意と有害サイトの危険性に注意を呼びかけております。市内小中学校で報告されている犯罪被害などの状況がありましたらお伺いいたします。
◎
教育委員会主幹(
鈴木華奈子君) では、SNSを介した報告などについてお答えしたいと思います。 SNSで知り合った人とSNSや電話で交流していたという例が報告されております。また、友人の画像を無断で使用したり、画像を加工してインターネットに上げたり、またSNS上で行われるゲームで仲間外しを行ったり、悪口を書き込むなどのSNSトラブルが確認されているところでございます。 報告されている内容については以上でございます。
◆17番(大岩勉君) 2の(2)の②に移ります。先般新潟県の県警での発表なんですけども、県内21年SNSによる性犯罪などの被害に遭った小学生は6人で最多になったということです。低年齢化の傾向が見られ、中学生は9人、高校生は16人で、スマートフォンを持ち始める年齢が下がっていることも原因とされております。県警も県内の小中学校などを訪れて子供や保護者に被害例や手口を説明されていますが、燕市でも県警に依頼、要請されているのかお伺いいたします。
◎
教育委員会主幹(
鈴木華奈子君) 燕市として県警に依頼をしているかということについて、まずはお答えしたいと思います。
教育委員会といたしましては、様々なところで県警に対しては協力依頼をしているところでございますが、今回の講師について直接各学校に行ってくださいという直接の依頼は行ってはおりません。ただし、校長会を通じて、そのような講師をお引き受けいただけることについては、情報を周知しております。その結果、各学校ではSNSトラブル防止に向けまして、県警の生活安全部や燕警察署生活安全課の方、また大学の教授等に講演をお願いするなどして、学校の実態に応じて講師を招いたSNSトラブルの防止の授業を行っているというふうに聞いています。また、県警が作成したSNSに起因する犯罪被害防止広報動画のほうの活用につきましては、児童生徒に対して実施している情報モラル教育や情報モラル資料を活用した教職員に対しての研修等において周知、そしてまた活用するように各学校に通知を出させていただいているところであります。学校では、警察や文部科学省が作成した資料を基にして指導を実際に行っているということで確認しております。
教育委員会といたしましては、指導教材としての利用も含めて、各学校が実態に応じてSNSトラブルの防止に向けた指導ができるよう指導してまいります。ありがとうございました。
◆17番(大岩勉君) 新潟県の県警は、SNSの危険性を訴える動画をこのたび作成しました。コマーシャルなどにも出ておりますけども、会わない、載せない、送らないを公式チャンネルで公開しております。燕市も指導教材としての利用を考えているのか、いま一度お伺いいたします。
◎
教育委員会主幹(
鈴木華奈子君) 動画のほうの利用についても先ほども答弁させていただきましたとおり、有用な情報につきましては、大きな課題であるというふうに考えているSNSトラブルの防止に関して私は認識しておりますので、校長会を通じてその折り周知をしているところでもございます。 以上です。
◆17番(大岩勉君) 最後の大項目3に移ります。燕市表彰式の問題点でございます。 私は、日頃、燕・弥彦事務組合消防本部隊員の皆さん、また燕市消防団員の皆さんには、緊急救急出動、救急救助訓練にと、郷土燕市を守るために日夜献身的な活動をされていることに対し、衷心より感謝と敬意を表す一人でもあります。私は、燕市表彰式での消防団の欠席問題について、本会議で質問することは3回目となります。燕・弥彦事務組合でも2回指導し、注意しました。馬耳東風、改善指導が全く見られません。事務組合や消防団員のことを一般質問で質疑をすることを疑問視される方もいますが、常備消防事業、燕・弥彦事務組合運営非常備消防事業、消防団事務経費の関連から、燕市長は執行機関の管理者であり、総務部長、
市民生活部長、都市整備部長は書記で役職員でもあります。通告による疑問点を私はお聞きしたいと思います。 令和3年度燕市表彰式、日本一輝いているまち燕市を築き上げた9分野の貢献、功労された個人59人、団体1の表彰式典には、消防団員23名の表彰者中16名も欠席されました、今回は。2年度では14名中12名欠席されたんです。例年のことですが、消防団組織の指揮統率をなさる執行機関の燕市長として、このままでよいと思われているのか、いま一度見解をお伺いいたします。
◎市長(鈴木力君) お答えします。 消防団の方々は、もともと現役世代の方が多く、式典よりもお仕事などを優先しなければならない、そういった事情があることに加え、昨年、それから今年と新型コロナウイルス感染症が拡大した時期でもあったこともございます。それぞれのご事情によりやむを得ず出席できなかったものと受け止めております。消防団員の方々は昼夜を問わず、常にいつでも出動できるよう準備され、いざ出動となれば危険にさらされながら消火活動に取り組まれていらっしゃいます。また、日頃の訓練もあります。市の表彰式は、その功績に対し感謝の気持ちを込めてたたえるものであり、仮に式典に欠席しても、その功績の価値が下がるとは私は思いません。今後とも日頃の消防団活動に対して表彰基準に照らし、適切に表彰を行ってまいりたいと考えおります。
◆17番(大岩勉君) 3の(1)の③に移りたいと思います。消防団員の燕市表彰式大量欠席問題は、傲岸不遜、振る舞いがおごり高ぶっていて思い上がった態度であり、燕市消防団の綱紀粛正規制を正しくすることが私は燕市民として求められているとも思います。消防団員の不言実行を求め、慈悲と品格を持って、使命を遂行されるように指導されるべきと思いますが、担当の所見をお伺いいたします。